分かっていたはずだけど…
改めて理解した。
仕事に集中できず…
彼の事を考えてしまう。
涙が溢れてくる
あー、仕事場が個室で良かった。
今日は、誰も私の部屋に来ませんようにと祈った。
夕方になって彼が普通にやってきた。
しかし…私の顔と態度を見て何か感じたらしい。
「どうした?」
「……」
彼は、優しく声をかけてくれるが
私は答える事ができずに…
涙が出てきた。
彼は、黙って私の頭を撫でた。
「昨日…Nさんの態度が少し変だった…
それで、色々考えて…
Nさんが、いつも奥さんの所に帰って行くのが辛いと思った…」
私は、精一杯言葉にした。
「それって…どう言う意味?」
Nさんが聞いてきた。
「………
……やっぱり、既婚者と付き合うのは難しい…」
涙が勝手に流れてくる。
「…別れたいって事…?」
「うん」と言うべきだけど…
私は、どうしてもNさんの質問に返事できなかった。
本心では、別れたくなかったから。
「ごめん…ちゃんと話がしたいから…
少し後でもいい?
子供迎えに行って、夕食の支度してくる。
8時30分に〇〇の駐車場に来れる?」
「…わかった」
私達は、会う時間を決めて
一旦別れた。