別れ2 | 好きになってもいいですか?

好きになってもいいですか?

アラフィフシングルマザーの
誰にも言えない密かな想いや悩みや日常を綴っています。

私は、急いで家に帰り
夕食の用意をし、子供達に食べさせ…
人と約束があるからと、後の事を母にお願いして
〇〇の駐車場へ向かった。

私の方が先に到着したため…
車を止めて彼が来るのを待った。
数分後、一台の車が横に止まり
彼が私の車に乗り込んだ。

「………」

私は、言葉が出ない。

「さっきの話だけど…」

彼が口を開いた。

「なんか…思ってる事って伝わるんだなって思った。」

「??」

「昨日…会ってる時に…先が行き止まりなんだと感じたんだ。どこにも行けないんだよ…
普通の恋人なら…一緒に山の頂上を目指して…進んで行くけど…俺たちは、頂上を目指せない…道がないんだ」

彼が言った。

「私に飽きたんじゃないの?」

「飽きてない」

彼は、ハッキリと言った。

「でも俺は、
ちよが困ってる時に駆けつけてあげられないし…
何もできない…何もしてあげられない…」

「うん」
私は、頷くだけで精一杯だった。

「今ならまだ、別れられると思う…。
もっと一緒にいたら、別れられなくなりそうだから。」

「………」

涙が溢れてきた。

「でも…ちよが言っていた「奥さんに帰る」わけじゃなくて…仕事に帰るんだよ。
今の生活は、崩せないから…
崩したら…仕事ができなくなる…」

「分かってる…」

「ちよは、俺にとって特別な人だったし…
多分、これからも特別だと思う」

彼は、私に最後のキスをして…
私達は、別れた。