11月に入ってからも、治療を続けていましたが――
残念ながら、容体は少しずつ悪化していきました。
徐々に食欲も落ちていき、
日によってはまったくごはんを口にしないことも。
体力を保つために、1日おきの点滴が必要になり、
通院のたびに、不安と祈る気持ちが入り混じっていました。
そして、12月中旬。
かかりつけの動物病院から、
「もう入院した方がいいかもしれません」と告げられ、
急きょその日のうちに入院することに。
少しでも体が楽になれば…そんな願いを込めて預けた翌朝、
午前5時半。
病院から電話が鳴りました。
「容体がかなり悪くなっています。
もう入院ではなく、自宅で看取る準備をされた方が…」
言葉にならない想いを抱えながら、
すぐに病院へお迎えに向かいました。
ベッドの上には、点滴につながれたまま、うつろな瞳の小さな命。
意識はもうほとんどなく、私の声にもあまり反応しませんでした。
それでも、名前を呼ぶと少しだけ耳が動いて、
私の手の温もりに反応するように、かすかに体が動いた気がして――
涙が止まりませんでした。
この時間がどれだけ大切で、
どれだけ苦しく、どれだけ愛おしかったか。
言葉では表しきれない感情が、今も胸に残っています。
次回に続く
