2021年12月1日(水)前日の夜から土砂降りとなった雨は明け方になっても
まだ、降り続いていました。
一日雨かなぁと思っていたのですが、8時過ぎくらいから青空が見えだして、
結局この後は晴天になりました。
(新宿駅)
こんな不安定な天気の日はきっと人の出足は鈍るだろう。
行くならこんな日がちょうどいいのかな。
自動車運転免許更新のお知らせハガキが届いていました。
今回は鮫洲運転免許試験場に向かいました。
家の近くの警察署でも更新の手続きは可能ですが、わざわざ鮫洲運転免許試験場に行った
のには理由があります。
新しい免許証に、持参した写真を使用するためです。
今までは更新の際にパチッと写真を撮られたものを次の更新まで使用していました。
この写真撮影がなんか苦手でした。
基本、写真に撮られること自体、魂が抜かれるようで好きではありません。
自分の気持ちなどとは関係なく、愛着の持てない写真になるのです。
こんな自分の写真を身分証明用として人様に差し出すことなど、恥ずかしくて出来ません。
(ハンサムくんや絶世の美女さんには理解できないことかもしれませんけど…)
で、あるならば、自分で撮影した写真を使った方がまだ ましです。(諦めがつきます)
資格取得申請などで写真を用意することも多いため、この数年間は自分で撮影したものを
証明用写真として使用していました。
デジタルカメラとパソコン(またはスマートフォン)があれば簡単なことです。
背景には100円ショップで売られている模造紙を使えばいいし、証明写真作成用の
アプリケーションも無料で使用できます。
(運転免許証用やパスポート用、各種サイズに合わせて作成できます)
プリントアウトもコンビニの精度の高いプリンターを使えば1枚30円で済みます。
写真館で撮るプロが撮った写真にはかないませんが、全部自分でやってもそこそこの
ものは作れます。 (それで充分なのです、私は…)
(10年以上前に 鮫洲運転免許試験場で買った 私のピーポくん)
持参した写真を使用できる試験場は限られています。
都内であれば 府中運転免許試験場、鮫洲運転免許試験場、江東運転免許試験場
の3か所です。 (更新・再交付・併記手続きのみ)
サイズを間違えず、規定内に収まるようにしないとせっかく用意した写真が無駄になります。
規定では頭の上を3mmほどあけるとなっています。
感覚的には詰めてしまいそうな部分ですが、厳守しないと使用不可になると思います。
(警視庁 HPより)
写真を持参したからといって、更新手数料が安くなるわけではありません。
免許証を新たに作成してくれる方にしてみれば、ひとてま作業が増える事になるのかも
しれません。 (このような対応をしてくれる事に感謝いたします)
予想通り、この日は人がまばらでした。
並んで順番を待つこともなく、受付を終え、手数料を納付して、適性視力検査を受け、
書類を提出して、講習を受けて、新しい免許証を手にすることが出来ました。
講習を受ける事はとても有意義だと思います。
「安全」をどう維持し続けるかということは、車を運転してもしなくても常に頭から
離してはいけないことだと思います。
「きっと安全だろう」と自分勝手な判断で行動するよりも、「危険かもしれない」と
考えて慎重に行動するだけの違いで結果は大きく変わります。
車両の事故が起きないように、ケガをしないように、命を失わないように。
安全第一でいきましょう!
試験場の片隅に置かれたショーケースの中を見て驚きました。
そこには明治時代から現在までの歴代の免許証が陳列されていました。
明治40年の免許証は木札を使用していたのだそうです。
大正初期には銅板のものを車の車体につけたということでした。
大正8年ころから紙ではありますが、顔写真付きの免許証が登場しています。
この頃に免許証の原型が整ったのですね。
昭和41年の免許証は女性のものでした。
鹿児島県 出身の方で江東区で運送関係の仕事をされていたようです。
女性ドライバーの先駆けではないでしょうか。
颯爽とハンドルを握る姿はすごく格好良かったと思います。
どんな人生のドラマがあったのでしょうか、ご健在であれば今年90歳になられている
はずです。実際に会って話しが出来たら様々な面白い話しを聞けるでしょうね。
平成6年(1994年)のころの免許証はサイズが大きかったのですね。
現在の免許証はだいぶコンパクトになりました。
本籍はプライバシー保護のため表面の表記から削除され、ICチップも内蔵されて
情報がデータ化されています。
これにより、偽変造免許証の作成が非常に困難になります。
免許証も時代と共に大きく変わり、進化を遂げてきたのですね。
たいへん貴重なものを見ることが出来ました。
鮫洲運転免許試験場に来た甲斐がありました。
試験場に入るときにマスクまでいただきました。
「交通安全」を願う気持ちが、このような形になり、私のところにやってきました。
車や自転車を走らせる時、歩いている時も、本当に気を引き締めて「交通安全」
に努めたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。