2018年12月22日(土) この日ピアノと和太鼓の音楽ユニット「流星」さんの
今年最後の演奏が埼玉・行田 ウニクス鴻巣 屋外広場特設会場でありました。
会場から離れた場所からでも大きな太鼓の音は響き渡っていました。
実は今まで私は「流星」さんのライブには一度も参加したことがありませんでした。
今回やっと、「流星」さんの生の演奏を聴くことが出来ました。
「面白い音の組み合わせだなぁ」と思います。
ピアノは西洋の楽器、太鼓は日本の楽器 ですよね。
頭でイメージすると「果たして2つの楽器の音はなじむのだろうか?」
という懸念がちょっとあったのです。
会場の離れた場所から太鼓の音を聞いている理由を想像できますか?
ハイ!○○さん大正解!! 私がライブの開演時間に遅れたからです!
申し訳ありませんでした!! 海より深く反省します!
この日は仕事が休みだったので行くつもりでいました。
「行田ってどの辺だ?」
「そうか、新宿から湘南新宿ラインの籠原行きの快速に乗ればいいんだな」
Yahooの路線検索で見てみると単純そうに思えました。
いつもであれば、路線検索の結果をプリントアウトするか画面をキャプチャーするか
メモをとるか、そのいずれかなのですが、なぜかこの時に限って何もしないでパソコン
画面を閉じてしまいました。 (余裕で行けると思ったのです)
その結果、予期しない事が私を待ち受けていました。
うろ覚えのままのんびりと新宿に行き湘南新宿ラインに乗れるはずのプラットホーム
に向かいました。
「そうそう、4番線だったはずだ」
「おっ、時間もジャストだ 快速 籠原行きだ」
階段を降りながら電車の姿を確認していると・・。
「あれっ! 動いているぞ!」 「あれっ?」行っちゃいましたね。
ホームに来る時間があまりにもジャスト過ぎて。乗り遅れてしまいました。
時代の波にも完全に乗り遅れている私です。
電車に乗り遅れないはずがありません! (なんのこっちゃ)
ひとつの波に乗れなくても波は次々とくるから、そのどれかに乗ればいいのです・・。
ホームで時刻表をみてみると・・しばらく快速電車は・・きませんね。
まずいです。 流星さんの演奏の予定時間は14時30分から15時までの間です。
電車に乗り遅れたということは、ライブの時間にギリギリ間に合うかどうかということに
なってしまいました。
とにかく、目的地に近づこう!
乗り換えなしで行ける電車はしばらくなさそうです。
もう、進む方向さえ合っていればなんでもいいのかな?
(間に合うかどうか切羽つまっているにも関わらず、結構 いい加減です)
とりあえず、大宮駅まで来ました。
ここで乗り換えれば「行田」に行けるはずだ。
今にも出発しそうな電車に乗り込み、ほっと一息いれます。
「ふふ、余裕で間に合うな!」
車内アナウンスが耳に入ります。
「次の停車駅は蓮田です」 「蓮田ねぇ」ちょっと気になりドアの上に張られている
路線図を確認します。
進行方向に行田駅の名前がありません。
「と、いうことは・・」 「乗る電車を間違えた!」
早く大宮駅まで戻りたいのに、この電車は区間急行らしくて駅をすっ飛ばして
走っています。 「む、む、む、むっ」
ここで、改めてスマホで路線検索をして行先と発車時間、ホームの番号を
調べました。 (はじめからそうするべきだったのですね!)
そして、大宮から高崎線に乗り換えて、およそ33分後 やっと「行田駅」に
着きました。 時間は14時49分だったと思います。
「もう、演奏が終わっちゃうなぁ」
「終わってから顔を出すのもバツが悪いなぁ 行くのをやめて帰ろうかなぁ」
などと思いながらも、きっと来ているであろう方たちのお顔を思い浮かべながら
コント55号の欣ちゃん走りをして(わかる方だけわかってもらえたらいいです)
会場へと早足で向かいました。
グーグルナビがあって、本当に助かりました。
(これがなかったら、会場には辿り着けなかったと思います)
乗る電車を間違えて遠回り
人生の道をいくつも間違えて、ここまで生きてきた私です。
電車のひとつやふたつ間違えないわけはないのです!?
私はよく道に迷います。
心の中で「迷った方が楽しめる」と思っている部分があるのも確かですが、
真面目に地図を見ても目的地にたどり着けないこともよくあります。
「それなら、それでいい」とすぐに思ってしまうので今後 改善されることはなさそうです。
太鼓の音をたよりに会場へ向かいました。
まだ演奏中でした。 ササッと前方の客席に紛れ込みました。
後で知ることになるのですが、その隣には二胡の演奏をされるりっちゃさんがいました。
流星さんの音楽に夢中になっていて私には気づいていません。(しめしめ・・?)
ライブの最初から参加は出来ませんでしたが、なんとか曲を聴くことが出来ました!
ピアノと和太鼓の音でみごとに曲が成立しています。
「おぉ、これが流星さんの音楽だったのか!」
メロディラインはセーニョさんのピアノの音です。
並列して響く太鼓の音は何になるのだろう?などと思いながら聴いていました。
音楽に合わせての手拍子というわけでもなく、曲のベースの役割でもなさそうです。
曲の鼓動という感じでしょうか? ←うまいこと言ったぞ!
(要はうまく説明できないのです)
♪「太陽に吠えろ」そして♪「風神雷神」という曲になりました。
これが最後の曲です。
2018年「流星」さん最後の演奏が始まりました。
風神雷神は有名な屏風絵です。
俵屋宗達の最高傑作といわれ2体の神の姿が大迫力で描かれています。
(私もこの絵はすごく好きです。 浅草寺の参道でこの神がプリントされている
Tシャツを見つけた時にすぐに買ったことすらあります。- お前さんは外人か?)
絵と同様に流星さんの音楽も大迫力で、聴いている私の身体に響いてきました。
「あれっ!? 音が立体的かも・・」ライブで聴いていたせいもあったと思いますが
音に全身が包みこまれているようです。
すぐ、そばに雷神がいて、その隣には風神が舞っているのを感じます。
眼を閉じると、なぜか私の身体は黄金色の竜神に包み込まれています。
そして、宙を舞っています。(一度 診てもらった方がいいのでしょうか?)
(俵屋宗達 風神雷神図屏風 wikkiより)
この絵の迫力のひみつはあり得ない描写が成立しているからだと思います。
雷神の右足の裏が見えています。 左肩が見えています。 右腕がねじれています。
ひとつの視点からは絶対に見ることのできない構図です。
なのに、迫力のあるすばらしい絵になっています。
いや、そのあり得ない構図が迫力につながっているのです。
「流星」さんの音楽もそれに近いものがあるのではないかと思いました。
ありがちな、音楽ユニットに収まらずに先入観の枠をはみ出した音づくり
によって曲が仕上がっています。
ピアノと和太鼓 いうなれば ハンバーグと牛タンの塩焼きです。
これ、アリですよね。 それか、エクレアと赤福です。 大好物です。
白ワインとサンマの塩焼き いけると思います。
和洋折衷という言葉がありました。
異文化の音がひとつになることでもっと広がりのある世界観が築かれていくのです。
(2018年12月24日のお昼ごはん 誰かさんのマネをしました!)
(反省会? まちさんの話が意外に長い! ← 人のこと言えるのか!?)
「流星」さんの音楽は薄っぺらい感じはしません。
太鼓の音も意外に高く、軽快なリズムにも調和しています。
しかし、・・あまりの迫力でどんなメロディだったか思い出せません!(笑)
(やっぱりイカレポンチだね?)
(みなさん、お疲れさまでした! 楽しかったです!)
(ハイ! ポーズ! カシャ)
流星さんの音楽 もう一度 聴きたいです!!
(2018年12月24日 メリークリスマスです!)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。