(鳥海山)
先週は実家に行っていました。
最近 みつけた、景色のよい場所です。
市内を流れる川、そして川のずっと先に雪を載せた山並みが見えています。
↑ こちらは鳥海山(ちょうかいさん2236m)です。
真っ白な姿で、何者をも寄せ付けないかのように凛として見えます。
山々は厳しい冬を越え、夏に向けてじわじわと冠雪が解けてきています。
今の季節の山々はとても美しい姿になっています。
実家に向かう途中と東京へ戻る時に<どうしても見たいもの>と
<どうしても行きたいところ>がありました。
そして自分の希望を実現することが出来ました。 感無量!!!
ひとつめは福島県の吾妻小富士に生息する<種まきウサギ>の確認です。
やっと会えました!
(2018年4月11日 福島)
(2018年4月11日 福島)
昨年からずっとこのタイミングを待っていたのです。
ほらね。 ウサギの形に見えますよね。
(2018年4月11日 福島)
冬から春になり、この吾妻小富士の斜面の雪渓が少しずつ解けてきて、ウサギの形が
浮き上がったら畑に種をまく時期なのです。
昔からこうして、種まきウサギは人々の信頼を裏切らずに毎年、種をまく時期を知らせて
きました。
(2018年4月11日 福島)
んっ? 畑にまく種は何の種でしょう?
田植えをするにしても、まだ早いですよね?
どういうことなのでしょうか?
(2018年4月19日 福島)
まだ、種まきウサギは完成していないのでしょうか?
不完全な種まきウサギなのでしょうか?
(2018年4月19日 福島)
正確には<種をまく時期を知らせる>ではなく
<種をまく準備の開始を知らせる>ということなのでしょうか?
(2018年4月19日 福島)
謎が深まってしまいました。 今後の課題ですね。
ふたつめです。
やっと、食べることが出来ました。
とてもおいしかったです。
一見、地味な普通のナポリタンですが、口の中にひろがる味はいつか昔の時代に
感じた味わいそのものでした。 何故か懐かしいぞ。
<ピノキオのナポリタン> 最高でした!
2018年4月19日 私は新庄駅で途中下車しました。
ピノキオのナポリタンを食べるためです。
4か月前に場所を確認していました。
もう、眼をつぶっても駅から店に歩いて行けます。(嘘です)
時間は午前11時過ぎ、まだ昼には時間があります。
ドアを押して店内に入ります。
こじんまりとした空間に日差しが入り、一瞬 店内が部分的に明るくなりました。
左手にカウンターが見えて、厨房にやさしそうな女性がいました。
お客はひとりだけ。
やせた男性がカウンターに座りタバコをくゆらせていました。
開口いちばん、「ナポリタンをお願いできますか?」
店の女性は「10分ほど時間がかかりますが大丈夫ですか?」
「大丈夫です」
考えてみたらまだ席にも着いていませんでした。
大きめのバッグを下ろして、右手の奥の席に座りました。
「やっと食べられる! いよいよだ!」
今まで、なんどかチャンスはあったものの新庄で途中下車せずに通過していました。
「その度に、次回か・・」と思うのですが何度も思っているうちに嫌になりました。
「今回は絶対食べよう」
カウンターのお客と店の女性の会話からマスターは出かけていることをうかがい
知れました。 この女性はマスターの奥さんなのだろうな。
二人でやっている店なのだろうか。
店内を見渡すと、あちらこちらにピノキオの絵や人形などが見えました。
なぜ、ピノキオという名前の喫茶店なのだろう?
およそ10分後、女性がナポリタンを持ってきてくれました。
「こ、これだ! これが ピノキオのナポリタンなのだ!」
サラダまで付いていました。
立ち上がる湯気の中にケチャップの甘い香りが包まれています。
麺をフォークでクルクルっとまいて口に入れます。
麺は歯ごたえがある。
私が自分でスパゲティを作る時の麺のゆで方よりも固めです。
でも、しっかりとしたコシがある感じです。
ほどよい厚さに切られたウインナーとタマネギが見えます。
麺と具に付いたケチャップがうまく絡んで深い味わいを作り出しています。
「うまい! 来てよかった」
値段はいくらなんだろう?
メニューも確認しないでただ、ナポリタンを注文していました。
見ると650円です。 サラダも付いています。 「安いな」
人気メニューであることを実感しました。
私がこのナポリタンを食べてみたいと思ったきっかけは山形在住のhanaさんの記事
でした。
昨年、記事の中でおいしそうなナポリタンとチョコレートパフェ(異常に巨大です)が
紹介されていました。
見ているうちに、どうしても食べてみたい衝動に駆られていたのです。
考えてみれば、私の人生の中で独りで喫茶店に入り、ナポリタンを食べたのは
生まれて初めてのことでした。
それに、純粋な喫茶店に入ったのもずいぶん久し振りのことでした。
有線だと思いますが、私が店内にいる間 ずっとカーペンターズの曲が流れていました。
懐かしいです。
カーペンターズの曲は好きでよく聴いていました。
雰囲気のある空間でカレン(女性ボーカリストの名前です)の甘くやさしい声が響きます。
何十年も時間を遡ったかのような錯覚に陥ります。
ナポリタンを食べてからコーヒーを飲みました。
ひきたてで入れたてのコーヒーの味はやはり違います。
ピノキオはとてもいい喫茶店でした。
支払いをする時に店の女性とお話しをしました。
いい雰囲気の店だということ、ナポリタンがとてもおいしかったことを伝えて
いろいろお話をうかがいました。
「以前は通りの角に店があったのですか?」と話をきりだしました。
以前は通りの角にあった店と現在の店の2つの店舗だったのだそうです。
(↑ 通りに面した元店舗とその正面に見える現在の店舗)
といっても、現在の店舗は半分がヤキトリ屋さんだったそうです。
2011年の震災後にヤキトリ屋の主人が仙台に戻ることになり、ちょうど通りの角の店舗
の賃貸契約が切れることもあり、現在の場所の店舗を少しだけ改装して現在のピノキオが誕生したということでした。
(新庄でも震災は営業面ではだいぶ影響を受けたと話していました)
最近は手軽にコーヒーを飲める場所(コンビニやスタバなど)が増えてきていることで
喫茶店にも多くのお客さんがコーヒーを飲みに来てくれると話していました。
温かい人柄を感じさせる、とても感じの良い女性でした。
「角の店に来てくれていたのですか?」と聞かれたので「いや、いい店があると
知り合いに教えていただいて、それでどうしても来たかったのです」と話すと
店の女性は「その知り合いの方に感謝しないといけませんね」と言っていました。
(hanaさんの存在は明かしませんでしたが、ピノキオのママさんに感謝されていますよ!)
「また、いらしてくださいね」と私を送ってきれました。
ピノキオを出た後、通りを駅の反対方向に歩きました。
私の実家のある場所よりも鳥海山が大きく見えるはずです。
なんとか住宅地を抜けられれば壮大な山並みがみえるのではないだろうかと思いながら
歩きました。
行き着いたのは「最上公園」でした。
最上公園はかつて新庄藩祖戸沢政盛が築いた新庄城趾の公園です。
立派な外濠の中にいくつかの噴水があり、のんびりとした開放的な公園です。
武器庫跡の高台から山並みを探しますが、住宅に阻まれてなかなか見えませんでした。
鳥海山は、この場所からは見ることが出来ませんでした。
公園となっている周辺の場所には桜の木が植えられています。
私が行った19日はまだ、さくらの花は開花していませんでした。
この日から全国的に気温は急激に上がり始めました。
そして、後日 21日にこの桜たちが満開になったことをブログの記事で知りました。
(hanaさん、ご結婚記念日おめでとうございます)
以前から気になっていることなど、さまざまな思いをひきづって日々生活しています。
その中でちょっとずつ、自分の希望を叶えられたらそれに越したことはありません。
今後も少しずつ、自分の希望をかなえていきたいと思います。
「たくさんの方に見てもらえたらいいな」と思った記事↓
はじめに紹介した場所でみつけた風景です。
くるみの木が倒れていて、その傍らでスイセンの花が咲いていました。
くるみの木は寿命だったのか、積雪の影響で倒れたのかはわかりません。
何十年もの歳月をくるみの木はスイセンと共に生きたのだと思います。
倒れた木はいずれ朽ち果て、土にかえるのでしょう。
川の土手にはつくしの森が出来ていました。
そして桜の木もありました。
私が訪れた時はまださくらはつぼみの状態でしたが、今頃はこの桜並木は
満開になっているはずです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
コメントをいただけるとうれしいのですが、すぐに対応できないと思います。すみません。