2017年12月26日 朝、のんびりと準備をしてから東京駅へ向かいました。

私のお気に入り、いつもの「つばさ」に乗ります。

 

 先へ進むにつれて景色はビル群の地域を抜け、住宅地や緑の割合が多くなっていきます。

宇都宮駅ではよい天気でした。

日光の山並みが見えます。

 

 

 

 左端の高い山は「男体山」(2484m)です。

その右は 「太郎山」「大真名子山」おおまなごやま(2375m)

「子真名子山」こまなごやま(2323m) そして右端は「女峰山」にょほうさん(2463m)

です。

 

走り出してから1時間30分ほどすると、進行方向 左の車窓に雄大な山並みが見えてき

ます。  吾妻連峰です。 

 

 

 しかし、雨です。

灰色の分厚い雲が山頂を覆い、ウサギの姿は確認できませんでした。

 

 

 ひとつめのトンネルを抜けると車内から子供たちのはしゃぐ声が聞こえてきました。

 

 

 車窓を見ると、小さな雪が舞っています。

窓際に接している左足の太もも辺りに冷気を感じます。

急激に外気温が下がっていることを体感します。

 

 

 景色は福島を通過すると大きく変化をし始めます。

山間部を北上するためです。

 

 二つ目のトンネル、三つ目のトンネル、景色はどんどん白い面積が増してゆきます。

そして遂にすべての景色が白銀の世界に様変わりしました。

 

                                  (2017年12月26日 新庄駅)

 

 数時間前までアスファルトとコンクリートの世界にいました。

その場所に雪が降ることは稀です。

                 (2017年12月26日 新庄 「ピノキオ」 )  

 

 今、私は冬になると雪が降らないことが稀な世界にいます。

ほんの少し、緯度が変わっただけなのに世界は180度近く変わったように感じます。

    (2017年12月26日 「ピノキオ」  場所は確認しました ナポリタンは次回にします)

 

 

 目の前は、吹雪いています。

「なんなんだ。 これは。」  

「なぜ、この場所で生きていかなければならないのか?」

 

 

 私は無意識にご先祖さまに心の中で苦言をはきます。

「なぜ、この場所で生きることを決めたのか」

「もう少し、南へ行けばよかったじゃないか」

「せめて、雪の少ない場所へ・・できれば降雪のない場所へ」

 

 

  「留美」

ある田舎の山里に、ひとりの男が暮らしておったそうじゃ。

子どものころから、不器用なところがあり、時折 妄想を抱くような男じゃ。

 

 冬は朝から薪(たきぎ)を作り、暖をとって春になるのを待つという暮らしぶりじゃった。

 

 

 

 ある日のこと、不思議なことが起こったそうじゃ。

この男に妹が出来たんじゃ。

名前は「留美」といい、それはそれは可愛らしい子じゃった。

 

 

 「留美」はいつでも笑顔を絶やさない明るい子じゃった。

留美の笑顔を見ているだけで男は幸せな気分になれたんじゃと。

男は留美のことが大好きじゃった。

ふと、男は思い立ったことがあったそうじゃ。

 

 自分で作った、たくさんのマキを背負い山里の市場へと向かったのじゃ。

そこでマキを売り、いくばくかのお金を手にしてから遠い親戚のおばの所へ寄ったのじゃ。

 

 おばは手縫い仕事が得意なもんだで、人様の着物を縫う仕事をしておったんじゃと。

男は持っていたお金をすべておばに預けてこう言ったんだと。

「おらの妹に合う最高にめんこい(「可愛い」という意味の方言です)服を作って

ほしいんじゃ」

そして、こう続けたのじゃ。

「この冬をのりきれるだけの温かい服がええだ」

「出来れば。雪ん子の妖精みたいな感じがええな」

おばは、「あたしゃ、妖精は見たことがねえけど、まかせておけ!」

 

 そして数日経った後、服は出来上がり、男はさっそく留美に服を着せてあげたんじゃ。

 

 

 そして、男は何度も何度も留美に昔話「かさ地蔵」のお話をしてあげたんじゃと。

 

 

 「いいな! 留美 わかっとるよな! わかっとるよな!」

 

 DVDで映画「君の名は。」を見ました。

やはり、見てよかったと思いました。

原作を読んだのは約1年前です。

大まかなストーリーは覚えていますが、細かな部分は忘れかけていました。

とにかく、映像がきれいでした。

刻々と変わりゆく時間の流れを含ませた美しい景色の描写が気持ちよかったです。

 

 原作を読んだ時に涙が流れそうになった場面が2箇所ありました。

映画ではどうだろう? と思っていたのですが・・。  

 

 同じ場面でぐっときてしまいました。

(これからこの映画を見る方もおられると思うので詳しくは書きませんが・・)

映画を見た方はこの場面を見ればどこのシーンかわかりますよね。

 

 

 

 ラストシーン すごくよかったです。

新海誠監督の「人に対してのやさしさ」が感じられます。

 

 印象に残った言葉があります。

「産霊(むすび)」について一葉ばあちゃんが語る言葉です。

 

<わしらの作る組紐も神様のなせる業 時間そのものを表している 

寄り集まって、形を作り ねじれてからまって時には戻って 途切れ

またつながり、それが 産霊 それが時間 > 

 

 一葉ばあちゃん、うまい事言いますね。

この言葉は映画の根底に流れる重要な思想になっています。

「産霊」を常に頭から離さずに映画を見れば、自分なりに様々な解釈が出来て

より楽しめます。

 

 

 <時間を戻す>ことは科学的には不可能です。

同じ日を2度生きることも。

しかし、パラレルワールドが出現したと解釈すればこの映画のストーリーは

成立します。 

パラレルワールドとは ある世界(時空)から分岐し、それに並行して 存在する別の世界

(時空)のことです。 

 

 自分の人生の中での、「人との結びつき」を考えさせられました。

そして現在の「結びつき」をも考えました。

私のこの文章を読んでいただけたあなたと私は今、「結ばれた」ということになります。

プチッ!!! あれっ 切っちゃいましたね!  まぁ、いいか。  

こころから楽しめた映画でした。

 

「兄上 !」 「兄上 !」 

「んっ? 誰っ? 君の名は?」 

「留美と申します。 いつもお世話になっております。」

「えっ!?」

 

「< 君の名は。>の映画は2018年のお正月に地上波で放送するそうですよ!」

「なにっ!!!!」

「1月3日よる9時からです。 テレビ朝日系列で放送です。」

「ふーん」

「あとですね、ほかの4つの新海監督作品も放送するそうですよ。

1月1日 『秒速5センチメートル』(07年) 『星を追う 子ども』(11年)

                         (深0:20~4:00※関東ローカル)

1月2日 『言の葉の庭』(13年)『雲 のむこう、約束の場所』(04年)。

すべて本編はノーカット版だそうです  (深1:05~4:00※関東ローカル)」 

 

 

 「そうなんだ  君の名は?」

「留美と申します。 いつもお世話になっております。」

 

「うっ、なぜか 思い出せない!  君の名は?」   

 

 延々と続ける仲の良い 兄と妹でした。 

 

 

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。