34歳の誕生日を迎えました。


人生一と言ってもいいかもしれません。


散々な誕生日でした。






ことの発端は、以前の彼の言葉。


「誕生日までにプロポーズする」







そして誕生日。


なんの話もないまま、彼は帰ろうとしました。


私はそれを引き留め、話を聞きました。


その話に私は愕然とし、ひどくショックを受けました。







「父親が反対している」

「理由は年齢」

「年上だし、今から結婚しても高齢出産の域になるし、子供ができるのかと言われている」










私は今更年齢で反対されるとは思っていませんでした。


確かに、彼と私は11歳差。


普通のカップルとは言えないかもしれません。


それでも付き合い始めたころは、反対など一切されていませんでした。


むしろ、「呼べ呼べ!」「早く結婚しろ!」などと言われていたのです。


それが、彼が本格的に結婚の話をしだした途端、反対を始めたのです。


「ご挨拶に行こうか」と彼の実家を訪問するという提案に、彼の両親はそれを拒みました。


「親には親の思いがある」


その時彼の父親はこう言っていました。


今考えれば、「そんな年齢の女と結婚して、孫ができるのか」という意味だったのかもしれません。


その後も彼からの連絡や話し合いにも応じず。


誕生日に至ったというわけです。









確かに私も年齢的にそろそろというところです。


それは否定しません。


でも、話し合いにも応じず、一度も会うことなく、年齢だけで判断されたのかと思うと、涙が出ました。


反対されてどうこうなるものならまだいいです。


でも、私が若返ることはありません。


彼の父親が反対している間にも、私はどんどん年齢を重ねていくのです。


そして、彼の父親は自分の考えを周りに押し付け、断固として他の意見を取り入れようとはしないのです。










彼が悪いわけではありません。


一人で頑張ってくれていたんだと思います。


でも、これ以上どうすることもできないと判断しました。


























私は彼に「終わりにしよう」と告げました。






























彼は見たこともないくらいに大泣き。


大粒の涙と共に「ごめん」と何度も謝りながら、去って行きました。


お互いに「ごめん」と「ありがとう」だけ伝えて。























彼は私のことが本当に大好きで、いつも私のことを考えてくれていました。


すごく優しくて、頑張り屋さんでした。


私の両親も気に入ってくれてて、結婚してもいいかなって思っていました。












物事はうまく進まないものですね。















彼とのお話はこれでおしまいです。










しばらくは彼氏とか婚活とか、そういうものから少し離れてみようかなと思います。


私自身が幸せになるために。