ブログの更新が遅くなってしまい申し訳ありません。予定が落ち着いたので本日から少しずつブログを再開していきたいと思います。今回は箱根6位で10年ぶりのシード獲得となった中央大学の箱根駅伝の振り返りを行っていきたいと思います。9年ぶりに出場した全日本でのシード獲得、ニューイヤーでのOBの活躍などの勢いそのままに1区から終始上位で走り続け9区終了時点では3位まで浮上する場面もあります。来年度は全大学の中でのトップクラスのルーキーが入ってくるのでさらなる上位進出の可能性もありそうです。結果は以下の通りです。

1区:吉居(2) 区間賞、区間新 1時間0分40秒

2区:手島(4)区間15位 1時間8分52秒

3区:三浦(4)区間7位 1時間2分38秒

4区:中野(2)区間5位 1時間2分17秒

5区:阿部(1)区間6位 1時間11分58秒

6区:若林(3)区間5位 58分48秒

7区:居田(2)区間18位 1時間5分49秒

8区:中澤(3)区間3位 1時間5分2秒

9区:湯浅(2)区間3位 1時間8分31秒

10区:井上(4)区間17位 1時間11分9   

 1区は吉居。空前絶後と評され続けたあの佐藤悠基さんの区間新を15年ぶりに26秒も更新する素晴らしい走り。シードに向けてはこれ以上ない最高の滑り出しとなりました。今年は個人種目での活躍も期待されます。2区は手島。全日本のアンカーで区間5位の快走を見せシードを守った選手。今回は順位こそ10個下げてしまいましたが前が見える位置で3区の三浦に繋ぎました。3区は三浦。2年時に続いて2回目の3区となった三浦が順位を4つ上げる快走を見せました。全日本でも5区3位とチームのシード獲得に大きく貢献してくれました。4区は中野。高校時代から実績のあった選手で今シーズン怪我から見事に復活。初の箱根でいきなり往路の準エース区間である4区を任されると区間5位の快走を見せてくれました。5区は阿部。今シーズン絶好調のスーパールーキーが初の箱根の山で快走。71分台の走りで順位を2つ上げて往路のゴールテープを切ってくれました。来年以降も非常に楽しみな選手です。

 

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 6区は若林。3年連続の山下りとなった若林ですが区間5位とさすがの走りで復路のトップバッターとしていい流れを作ってくれました。来年度はキャプテンも務めるということで更なる飛躍に期待です。7区は居田。今シーズン関東インカレの1500mで3位に入り10000mでも28分台を出した選手でしたが、今回は途中から足が痙攣してしまったということでやや苦しい走りとなってしまいましたがシード権を守って8区に襷をつなぎました。8区は中澤。前回も7区5位と好走を見せましたが、今回はそれを更に上回る区間3位の快走で順位を4つ上げて3位まで浮上しました。9区は湯浅。序盤で東京国際、創価に追いつかれ、後ろからも駒澤が近づいてくる状況でしたが中盤で引き離すと一気にペースを変え引き離して区間3位の快走を見せました。来年度は主力の1人としての活躍が期待されます。10区はキャプテンの井上。3位で襷を受けるも途中で駒澤に捕らえられてしまいましたが、そこでもう1度駒澤を抜き返す意地を見せて最後は総合6位でゴールテープを切りました。

MVP:吉居、中澤  

 MVPは吉居と中澤を選びました。吉居については正式に金栗杯も獲得していますし文句なしですが、チームの順位を考えると中澤も吉居に引けを取らないような活躍だったように思えます。7位で襷を受けてシード権争いに巻き込まれてもおかしくない状況でしたが、一気に順位を3位まで上げシードどころか表彰台までも狙える位置までチーム順位を押し上げる素晴らしい走りでした。