本日は東京国際大学の箱根駅伝の振り返りを行っていきたいと思います。往路優勝候補の1角として名前が挙がっていた東京国際でしたが、大エースヴィンセントが2区の5キロ地点で足を痛めるアクシデントに見舞われてしまいました。往路は7位での折り返しとなりましたが、復路で2つ順位を上げ総合5位で大手町に戻ってきました。確実にチーム力がアップしていることが証明された大会のように思えます。結果は以下の通りです。
1区:山谷(3)区間7位 1時間1分49秒
2区:ヴィンセント(3)区間5位 1時間7分2秒
3区:丹所(3)区間賞 1時間0分55秒
4区:堀畑(3)区間12位 1時間3分11秒
5区:倉掛(1)区間14位 1時間13分58秒
6区:林(2)区間13位 59分33秒
7区:富永(1)区間6位 1時間4分6秒
8区:村松(2)区間6位 1時間5分37秒
9区:宗像(3)区間9位 1時間9分57秒
10区:野澤(4)区間3位 1時間9分6秒
1区は山谷。今シーズン飛躍を遂げた3本柱の1人である山谷が前が見える好位置でヴィンセントに襷をつなぎました。2区はヴィンセント。田澤との差がどんどん開いていく状況には違和感を覚えましたがやはり足の痛みがあったようです。それでも順位を上げ日本人エース丹所に襷をつなぎました。3区はその丹所。最後にずっと後ろについていた青学の太田に首位を譲りはしたものの日本人史上初の1時間0分台で区間賞を獲得し、順位も2位まで上げました。日本人エースに相応しい走りでしたね。4区は堀畑。終始単独走を強いられた中、区間12位ではあったものの2位をキープして5区に繋ぎました。5区は倉掛。後ろから各大学の山男たちが秒差で追ってくる展開はルーキーにはさすがに厳しかったか。順位を5つ落とし7位で往路を終えることとなりました。しかし1時間13分台でまとめていますし来年以降さらに力がつけば面白い存在になっていくかもしれません。
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6区は林。終始単独走という展開の中、59分台中盤で手堅くまとめて7区へとつなぎました。7区は富永。期待のルーキーが1年生ながら区間6位と好走を見せました。出雲では今回出走が叶わなかった佐藤、白井といった強力なルーキーが優勝に貢献する走りを見せており、この世代がこれからの東京国際を引っ張っていく存在になりそうです。8区は村松。秋に5000mで13分台を出すも駅伝での出走の機会には恵まれませんでした。しかし初の3大駅伝となった箱根で区間6位と素晴らしい走りを見せてくれました。9区は宗像。2年時から主力として活躍し、全日本でもアンカーを任されていた選手。序盤から3位集団を引っ張り最後はやや苦しい走りになったものの1時間9分台でまとめてアンカーの野澤につなぎました。10区は野澤。今シーズン飛躍を遂げたメンバー唯一の4年生が、区間3位の快走で順位を5位まで上げてきました。
MVP:丹所
MVPはやはり3区で快走した日本人エースの丹所ですかね。今年度は年間通して常に安定した走りを披露し、箱根でもその力を存分に発揮してくれました。