本日は東洋大学の箱根駅伝の振り返りを行っていきたいと思います。出雲では3位に入るも全日本ではシードを逃してしまった東洋大学。今回の箱根も7区まではシード権争いに巻き込まれていましたが、後半3区間でそこから一気に抜け出し復路2位の走りで総合4位まで順位を上げてきました。結果は以下の通りです。

1区:児玉(3)区間12位 1時間2分7秒

2区:松山(2)区間5位 1時間7分2秒

3区:佐藤(2)区間8位 1時間2分46秒

4区:木本(3)区間18位 1時間4分17秒

5区:宮下(4)区間8位 1時間12分22秒

6区:九嶋(2)区間10位 59分19秒

7区:梅崎(1)区間11位 1時間4分13秒

8区:蝦夷森(4)区間4位 1時間5分4秒

9区:前田(3)区間5位 1時間8分59秒

10区:清野(3)区間2位 1時間8分50秒   

 1区は児玉。ハイペースとなった今回の1区でしたがしっかりと第2集団に食らいつき、好タイムで2区の松山に襷を渡しました。2区は松山。今シーズンは中々結果を残せておらず、全日本でも苦しい走りとなってしまった中での2区でしたが前回の自分の記録を超え、青学の近藤を始め各大学の大エースたちに先着する区間5位タイ(日本人2位)の快走を見せてくれました。3区は佐藤。松山から8位で受けた襷を6位まで上げる素晴らしい箱根デビューでした。4区は木本。練習の調子がすごく良かったため酒井監督も思い切って起用に踏み切ったそうですが、序盤のハイペースがたたったのか後半は苦しい走りとなり順位も12位まで落としてしまいました。ただまだ3年生なので来年のリベンジに期待です。5区は宮下。前々回区間賞を獲得し、5区の区間記録保持者として挑んだ今大会でしたが区間8位という結果は本人からすれば納得のいかないものだったか。しかし順位を9位まで押し上げ復路に望みを託しました。

 

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 6区は九嶋。今シーズン平地での走力が飛躍的に向上した九嶋が前回の自分の記録を1分以上上回る走りを見せてくれました。7区は梅崎。後ろから追いついてきた法政の中園にぴったりとつき、最後は法政、國學院を抜き9位で8区に襷を渡しました。8区は蝦夷森。2年の箱根以降あまりレースに姿を見せていなかった蝦夷森でしたが、最後の箱根で区間4位の快走。前との差を大きく詰め上位もうかがえる位置へとチームを押し上げました。9区は前田。序盤から積極的な走りを見せ、1時間8分台の快走で順位も2つあげ7位でアンカーの清野に襷をつなぎました。10区は清野。前回の箱根以降ほとんど姿を見せていませんでしたが序盤は東京国際の野澤と並走し、その野澤を引き離すと中央、さらには駒澤まで捕らえました。最終的に駒澤には逆転を許したものの区間2位の快走でチームを4位にまで押し上げました。

MVP:松山、清野   

 MVPには2区で日本人2位の快走を見せた松山と、10区で順位を3つ上げる区間2位の快走を見せた清野を挙げたいと思います。2人とも今シーズンあまり結果を残せていなかった中でのこの結果というのがまた凄いですよね。