今回は専修大学の箱根駅伝の振り返りを行っていきたいと思います。これで箱根駅伝の振り返りは最後になります。前回7年ぶりに箱根路に復帰するも総合最下位と苦しい結果に。そのリベンジを誓った今大会でしたが、1区の木村の快走などがありながらも最終的には2年連続の最下位に沈んでしまいました。ただ来年も主力が残るのでまずは予選会を突破し本戦でステップアップした姿を見せてほしいです。結果は以下の通りです。

1区:木村(2)区間4位 1時間1分24秒

2区:高瀬(3)区間20位 1時間11分4秒

3区:キサイサ(1)区間20位 1時間6分34秒

4区:水谷(2)区間17位 1時間3分54秒

5区:野下(2)区間19位 1時間15分50秒

6区:横山(4)区間17位 1時間0分2秒

7区:国増(3)区間9位 1時間4分11秒

8区:岩間(4)区間17位 1時間7分29秒

9区:服部(4)区間15位 1時間10分43秒

10区:中山(2)区間20位 1時間13分58秒

 1区は木村。2年前の箱根予選会以降怪我に苦しんでいたエースの1人が見事に復活の走りを見せてくれました。これをステップに来年度はチームのエースになっていってほしいですね。2区は高瀬。箱根予選会で日本人3位となり一気にエースの1人になった選手でしたが、初の2区は苦しい結果となってしまいました。さらに順位も4位から18位まで落としてしまい1区の流れが壊れてしまう形となりました。ただまだあと1年あるので来年度は予選会でも本戦でも結果を残せる選手になっていってほしいです。3区はキサイサ。箱根予選会の走りを見る限りは長い距離にもある程度適応出来ているのかなと思いましたが、今回は途中で足を痛めるアクシデントもあったということで区間最下位に沈んでしまいました。ただまだ伸びしろは十分にある選手なのでゆくゆくは2区でも勝負出来る選手になっていってほしいです。4区は水谷。箱根予選会でチーム内3位で走った成長株の選手でしたが区間17位と納得のいく走りではなかったか。5区は野下。前回に続き2年連続の5区。タイムは前回より大きく縮めてきましたが区間順位としては19位と悔しい結果になってしまったか。来年も5区を走るとなればタイムだけでなく区間順位も上げていきたいところ。6区は横山。箱根予選会でも結果を残し勝ち取った初の箱根は山下りの6区。しかし結果は区間17位と思うようなものではなかったか。7区は国増。前回は裏返しの4区を走った3年生キャプテンがここで区間一桁と素晴らしい走りを見せてくれました。来年は往路でも上位で走れるような力を付けて戻ってきてほしいです。8区は岩間。最初で最後の箱根で任されたのは8区。区間17位ながら繰り上げを回避出来そうなタイム差で9区に襷をつなぎました。9区は服部。前を走っていた駿河台の田尻に追いつくと2人で引っ張り合いながら走り切り見事1本の襷を繋ぎました。1本の襷をつなげたということは来年に繋がることだと思います。10区は中山。駿河台の阪本とほぼ同時にスタートしましたがその阪本に大きく置いていかれると、後ろから繰り上げでスタートした日体大と山梨学院にも逆転され大手町に最下位で戻ってくる形となりました。しかしまだ2年生ですので来年以降のリベンジに期待です。

MVP:木村  

 MVPは1区で快走を見せた木村。持ちタイムでは大きく上をいく他校の選手たちに臆することなく最後まで勝負し切った走りは素晴らしかったですね。来年度の活躍が非常に楽しみです。