今回は駿河台大学の箱根駅伝の振り返りを行っていきたいと思います。初出場で徳本監督の采配に注目が集まる一方、復路では苦戦も予想されていましたが、1本の襷をしっかり大手町まで運ぶ素晴らしいレースを見せてくれました。来年はシード権を狙っていくということでこれからどのようなチームになっていくか非常に楽しみです。結果は以下の通りです。

1区:清野(3)区間17位 1時間3分20秒

2区:ブヌカ(4)区間19位 1時間10分19秒

3区:町田(3)区間12位 1時間3分35秒

4区:今井(4)区間20位 1時間6分58秒

5区:永井(3)区間20位 1時間16分59秒

6区:小泉(3)区間3位 58分47秒

7区:新山(2)区間15位 1時間5分26秒

8区:出仙(3)区間15位 1時間6分56秒

9区:田尻(4)区間18位 1時間11分11秒

10区:阪本(4)区間7位 1時間10分11秒

 1区は清野。今シーズン日本人エースへと成長した選手がスタートの1区を任されました。徳本監督はブヌカの1区起用を匂わせていましたが、ブヌカの調子が上がらない中清野の調子が上がってきたということで最終的に清野が走ることとなったそうです。2区はブヌカ。大会前から調子が上がり切っていなかったということでエース区間の2区ということもあり区間19位と苦しい走りとなってしまいました。ただ4年間インカレなどでは常に表彰台に上り、箱根予選でもタイムを大きく稼いでくれた選手でした。今年の箱根予選もブヌカの走り無しに突破は無かったですからえ。3区は町田。前回学生連合の一員として9区を走り今シーズンは清野と並ぶ日本人エースとしてチームを引っ張ってきました。結果は区間12位と往路の主要区間でまずまずの走りを見せてくれました。来年度はキャプテンを務めるということで徳本監督と共にどんなチームを作り上げていくか楽しみです。4区は今井。大会前から注目を浴びていた31歳の箱根ランナーが任されたのは準エース区間の4区。区間19位から3分近く離れた区間最下位と苦しい走りになってしまいましたが襷はしっかりと永井に渡されました。5区は永井。中学時代の恩師でもある今井から襷を受け取ると区間20位と結果は悔しいものとなったかもしれませんが襷をしっかり芦ノ湖まで運びました。6区は小泉。チームの目標であった繰り上げ回避のために流れを作りたい6区で小泉が区間3位と最高の走りを見せてくれました。来年度の活躍も非常に楽しみです。7区は新山。箱根予選でチーム4番手だった期待の2年生。繰り上げ回避のために往路ではなく7区に起用された選手でしたが区間15位とやや納得のいかない結果だったか。8区は出仙。他の繰り上げ校と競り合いながら区間15位とまずまずの走りで繰り上げ回避が十分に可能なタイム差で9区に襷をつなぎます。9区は田尻。後ろから来た専修の服部と2人でペースを作りながら走り最後は驚異的なラストスパートで見事繰り上げを回避しました。10区は阪本。チームを引っ張ってきたキャプテンが最後に区間7位の快走を見せて笑顔でのゴールとなりました。

MVP:小泉  

 MVPはやはり小泉ですね。繰り上げ回避の最大の立役者と言っていい選手ですからね。来年度の走りにも注目したいです。