3月21日
手術の前日に入院
私の病院は未だコロナにより面会禁止なので
夫とはエレベーターでバイバイ
11時に病室で12時前にいきなり昼食が運ばれてくる。
結構美味しそう
みなさんオッパイに痛い注射をされたって聞きますが
私の病院は無かった。ちょっと不安。。。
気持ちを落ち着かせるために、ほとんどyoutubeを見てた。
私、好きなミュージシャンがいて。
神の思召しのように見つけた歌は
小学校の頃聞いてた流行り曲。
再びこの歌に巡り会ったのは乳がん発覚直前だった。
ボーカルの方が今もまだ活動してることを知って
いろいろ辿ってみた。とっても好きになった。
その人が運営するサイトで最近のCDを購入しようと
その時にダメ元で今の私の状況、
〇〇さんの歌に新たに出会って救われていることをメールしてみた。。。
そしたら返事が返ってきて!!
「がん克服されている方は多くいますのでがんばって治療に専念してください。
手術の成功心よりお祈りします」と。
送られてきたCDにもメモが入っていて
「治療がんばって!」と。
うれしかった
何度も何度もその人の歌を聴いて過ごした前夜
意外にもよく眠れました。
3月22日 手術日
ちょうどWBCの決勝日!
朝からテレビを観ながらそしてあの歌を聴きながら
過ごしていました。
手術は12時30分予定
だけど前の手術が早く終わったとのことで急遽11時40分に。
気持ちは極限、人っていろいろだと思うけれど私の場合
「あ。。。極限になると人ってひとりだな」って思った。
誰の声を聞きたいでもなくひとり、できるだけ怖さをかき消して
気持ちを落ち着かせる。そのことだけ。
WBCもついていたけれど呼ばれる直前までは
イヤホンであの歌を聴いてお友達にいただいた癌封じのお守りを
ひたすら握りしめていました。
そして徒歩で看護師さんと手術室へ
ツンと押されただけで涙が出そうな気持を抑えて何でもない顔して。
「みなさんどんな感じですか?」なんて聞いて精いっぱい。
「誰もなりたくてなってるんじゃありません。。。」と
看護師さん。
手術室に入ると思ったより殺風景で。。。
この時ある意味、感情は自分でコントロールできていなかったかもしれない。
手術台に寝るように促され、「マジやばいね」ってここまで出かかったけれど
言うのはやめておいた。
麻酔科の先生に声をかけられフワフワとなる。。。
「ちぃさん!終わりましたよ」ってゆーようなことを言われたか
目を無理やり開いてみると終わってた。
よかった、安堵感でいっぱいになった。
そしてすぐにがんの全貌が気になった。
主治医の先生の声がして
「せんせーーい」って言った私。
「脇のリンパは大丈夫だったからね」と先生。
病室に戻ってまだフワフワしてる間にいろいろセットしていただき
「野球、勝ちましたよ」と笑顔の看護師さん
しばらくすると先生が来て下さったので
開口一番「先生、腫瘍の大きさは?」と聞いてみると
ちょっと間があって「大きさはちゃんと検査してみないと分からないから」
みたいなことを言われた。
「あ、浸潤していたんだな」と思った。
でも手術が終わった安堵感のほうが大きかったな。
生まれ変わったようなそんな気がした。
一週間、美味しくいただいたメニュー達