・・・ テクマクマヤコンが我が家に来たとき、2キロ弱しかないとても小さい犬でした。
人をこわがり、とても警戒心が強く、ご飯の時以外、縁の下から出てこない状態が3ヶ月ほど続いたある日、
縁の下からキュンキュンと子犬の声がっ
声がするあたりの畳をめくって床をはずしてみると、テクマクマヤコンより大きく育った子犬がいました
子犬だとばかり思っていたテクマクマヤコンは2才のチワワだったのです
(当時、チワワはめずらしく、病院に連れて行ってはじめて犬種を知りました。)
子犬は生後2ヶ月くらいにまで育っていて、まるまると太った健康優良児
テクマクマヤコンは自分より大きくなった子犬の面倒をよくみる、とてもいいお母さんでした。
もちろん、子犬も我が家で飼うことになり、モカと名づけました。
半年後、またもやテクマクマヤコンの姿がご飯の時以外は見えなくなりました。
そ~なんです!今度は家の向かいの雑木林の中で3匹の子供を産みました
今回は産んだ子犬をすぐに見せてくれたりして、ご飯のおねだりもするようになっていたある日.....
雑木林から家に戻る途中、猛スピードを出した車がテクマクマヤコンをはねてしまい、生後1週間の子犬達を残して、テクマクマヤコンは天国へ逝きました
でも、私たちは悲しんではいられませんでした。
テクマクマヤコンの代わりに子犬たちを育てなくては
獣医さんに相談すると、まだ生後1週間では母犬のぬくもりもなく、母乳も飲めないと生存はかなり厳しいといわれてしまいました。
このままテクマクマヤコンの側に送るほうがいいのかも... いやいや、できるかぎりの事はやってみよう。
立派に育てることがテクマクマヤコンの供養になるはず!と家族総出で育児がはじまりました。 ・・・・