「ちょこボラできそうな、楽しくて参加しやすそうな活動ってないかしら」とワクワクしつつ、ある団体に取材のお電話をしたときのことでした。ちょこボラの主旨をお話しつつ、初めての人でも受け入れてもらえるものでしょうかと尋ねた私に、電話口に出られた担当者の方は、とてもおちついた誠実な口調で、こうおっしゃられました。
「ボランティア初心者の方が興味をもって参加するのはだいじなことです。でも、体験だけで終わってしまってまったくつづかないというのでは意味がありません。おもしろそうだからという気持ちだけで参加した結果、現場のボランティアスタッフを振り回してしまったという例もとても多いのです。ボランティアは、体験から継続へと発展しなければ、本来は意味がないものなんです」
…そうか。そういえば私は、「楽しいことを体験して、それがボランティアであればよいのだ」と、そう考えていたかもしれない。つづけてゆくことがだいじ。そんなこと少しも考えていなかったかもしれない。しかしいわれてみればそうだ。一度きりで「ハイ、おしまい」では、やらないも同然になってしまう可能性だってある。継続はチカラ、だ。むしろ、「ちょこボラだからつづけてもゆける」という考え方に立って、ちょこボラすることを考えることがだいじなのかもしれない…。責めるようなところのないその人の物言いに、よりいっそう素直に感じ入ってしまったのでした。
とはいえ、つづけられるかられないかは、やっぱり体験してみないとわからないところでもある。「つづけられなくて迷惑になるくらいなら、最初からやらないほうがいい」となったら、せっかく芽生えたちょこボラな気持ちが一気に萎えてしまう。それじゃあ、何にも始まらない。何もやらないのと同じことになっちゃうよなあ…。
それなので、やはりちょこボラ一年生の私としては、迷惑をかけても体験していくというスタンスを大事にしながら、ちょこボラを追究していきたいと思っています。ただし、「ゆるやかでもつづけてゆくことがだいじ」ということをココロして。
継続することが、のちのちのちょこボラに、「楽しい」以上のステキな成果をもたらしてくれるものだと期待しながら、理想のちょこボラを探してゆきたいと思います。