さてさて、ひさびさに日本語ネタ

たぶん私だけじゃないと思うんやけど、ずっと持ってた疑問…
「なぜK-POPアイドルはすぐに日本語が話せるようになるのか
」

多忙なハズの彼、彼女らやのに数ヶ月も経たぬうちに日本語が流暢になってたりして、一体どんな方法で勉強してるのかと…
最近「対照言語学」の勉強をして、その疑問が幾分スッキリしました

結論から言うと…
「韓国語(朝鮮語)は形態的にも統語的にも日本語に似てるから、勉強しやすい
」

のです

まず、名詞や動詞、形容詞の語形変化といった形態的観点からみると、
●膠着語…実質的な意味を持つ語の語幹に接辞が付くタイプ
例:日本語、韓国語、モンゴル語、トルコ語など
●屈折語…語そのものが変化するタイプ
例:ラテン語、ギリシャ語など
●孤立語…語形変化を持たないタイプ
例:中国語など
ちなみに英語は屈折語的やけど孤立語の特徴も多分に見られます。
例:
●現在(非過去)
膠着語(日本語)…行く
屈折語(英語)…go
孤立語(中国語)…去
●過去
膠着語(日本語)…行った
屈折語(英語)…went
孤立語(中国語)…去
次に、S(主語名詞句)、O(目的語名詞句)、V(動詞句)という3つの要素の配列、つまり語順を中心とした統語的観点から見ると、
●SOVタイプ…日本語、韓国語、モンゴル語、トルコ語、ヒンディー語など
●SVOタイプ…中国語、タイ語、英語、スペイン語、フランス語など
このように韓国語は日本語の構造と似ている点が多いから勉強しやすいのですー

そして学習者から難しいと言われる敬語も、多少異なるものの韓国語にも体系的な敬語表現があるので、韓国語話者は理解しやすいのです

ただ発音の面では、「つ」が「ちゅ」になりやすかったり、濁音を間違えやすかったりもするのですが…

この話を聞いて、すごく納得しましたー

でもやっぱり短期間であれだけ日本語を習得できるのは、彼、彼女らの努力が大きいのがもちろんです

同じように見てみると、モンゴル語やトルコ語
日本語も理解しやすいようです


そういやモンゴルから来たお相撲さんや、親日国家として知られるトルコの人も日本語上手な人多いよねー

私ももう少し英語できるようになったら、勉強しやすいであろうトルコ語を勉強しようと思ったのでした
