さて、午後は泳がないので島観光へ
女将のみのりちゃん(同い年)に案内されて、
島をドライブ~
御蔵島は最大500mにもなる絶壁で囲まれている島で、
中央に標高851mの「御山」をがあります
島全体が豊かな原生林で覆われているから、
島としては珍しく水に恵まれているらしいんやけど、
湿度がはんぱない
室内の湿度計見たら95%とかやった
確かに床もシーツも机もすべてがペタペタします(笑)
御蔵島は巨樹で有名な島でもありまして・・・
なんと日本の巨樹の約5%が御蔵島にあるとかΣ(・ω・ノ)ノ!
20.55k㎡の小さな島なのにね、驚きです。
日本で第2位のスダジイの前で記念撮影~
ちなみに1位はガイドさんがいないと入れない、もうちょい奥にあるそうな。
そんな東京とは思えない豊かな自然に囲まれた御蔵島。
それを守るためにいろんな島ルールがあるようで、、、、
1.人口制限
2009年4月1日時点の御蔵島の人口は、163世帯、298人。
自給自足の難しい御蔵島は、今も1日の入島制限人数が決まってます。
ちなみに昔は160名を越えると、島の自給自足が厳しくなるということで
人口を増やさないための「ニンキョ制度」というものが守られていたそうな。
長男は嫁をとり、長女は婿をとり、家を継ぐ。
次男以下は、島の外へ。
次女以下は、家の手伝いを終生するか、島の外へ・・・
そして島には中学までしかないので、高校からは近くの島か東京に出るのです。
っちゅーワケで、御蔵の子は中学までになんでも出来るように育てるんやって。
『魔女の宅急便』の「魔女は13歳で一人立ちするんです」
というキキの言葉が思い出される。。。
2.自転車禁止
小さな島の中でも人が住める村落はすごく小さくて、
アップダウンのキツイ地形やから自転車が禁止だそうな
自転車好きの私としては残念なかんじやけど、
確かにブレーキが効かなそうなすさまじい坂ばかりです(><;)
3.苗字は5つ
今は少し内の人(島の外からの人)も入ってきたから苗字も増えたみたいなんやけど、
御蔵島には基本的には五家しかないんやって。
徳山・西川・広瀬・栗本・小林。
島の民謡のCD見たら、同じ苗字がズラリ。
なんかおもしろかった( ´艸`)
ちなみに。
過去御蔵島では島流しの流刑地であったけど、
あまりにも過酷な環境のため中止されたんやって
1日1便の船は天候によっては着かない。
平地がないので、作れる作物も限られる。
(ちなみに御蔵島名物・あしたば摘みもしたよー)
アップダウンの激しい地形。
イルカの棲む島で一躍有名になった御蔵島は、一年中イルカが見られるけど、
自然を守るためにイルカウォッチングは11月から3月はやらないし、
お金になるスキューバダイビングも自然保護のためにやらないんやって。
偉大な自然の中で生きてきた御蔵島のひとたち。
きっと自然の厳しさもそれがかけがえのないものであることも
理屈でなく肌で分かってるんやろなぁ。
私も御蔵島の話を聞いて、自分がいろんなものによって生かされてるんやってことを
改めて感じました
ますます御蔵島に魅力を感じました
あぁ、大学時代に出会っていれば卒論のテーマは「御蔵島」になっていたやろなぁ。
(私、文化人類学のゼミ所属やったのです)
これからも末永くお付き合いしていきたいです