急に先生に呼び出された私。
未だ先生に呼び出されると、また怒られるんじゃないかと不安になってしまう。
でも近づいてみると、今日は先生はお酒が入ってて機嫌が好さそう。
まぁ、怒られることはないかな・・・????
「なんですか???」
「おぉ~、お前に言っておくことがある。
前から思ってたんだが、お前このチームで浮いてるぞ。」
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先生が何を言っているのかが分からない。
私が浮いてる・・・????
自分で言うのはなんですが、少なくとも同学年の中で部員の輪の真ん中にいたのは私です。
仲間外れにされるなんてこともないし、
私が浮いてるなんて、有り得ない。
何言ってんだ、この人。
そんな気持ちがきっと顔に出てたんでしょうね。
先生は私が腑に落ちていないことを気づいたようです。
「意味が分かってないみたいだな。
湘北テニス部っていうのはなー、泥臭い部活なんだよ。お前も一年以上いるんだからそれはわかるよな?」
「はい・・・」
「あのなー、お前だけまだ泥にまみれてない。俺はそれが気に入らない。」
そこまで言われても、私はその言葉の意味が分かっていませんでした。
ただただ、ショックでした。
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今なら先生が言っていたことが理解できます。
私はそれまでの人生、勉強にしろスポーツにしろ、苦労したり挫折したりした経験はあまりありませんでした。
そのことが次第に、「努力しなくても周りよりできる自分」が好きになることにつながっていったんですね。
それは今でもそう。
私は努力をしているところを人に見られるのが嫌いです。
先生はそんな私の振る舞いが気に入らなかったんだと思います。
当時は自分がそういう傾向にあること自体、気づいていなかったんです。
バカな私は、「浮いている」という表現にショックを受けつつも、
「私だけ泥にまみれてない」ってことは、先生は私だけみんなと違う目でみてるんじゃないか、なんて勘違いしてしまっていました
余談ですが・・・・
今年でこの出来事から11年たちました。
ある人に「お前って泥臭く頑張れない人間だよな」と先生が言っていたことと同じようなことを言われ、驚きました。
人間って、なかなか変わらないんだな~ってしみじみ感じました。
まだ、若干続きます。
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