宝物 | せんせーとの思い出

せんせーとの思い出

大好きだった先生との回想録です

昔は、土曜日も午前中は授業がありました。

あれ?今ってまた授業が復活したんですかね?


土曜日の午後練は、先生が顔を出せない日もたまにありました。

このころ、先生は3年生の担任を持っていたので、進路問題とかいろいろ忙しそうでした。



土曜の掃除(もちろん、三時間目が終わった後にある)中に、

部活動用の連絡掲示板に私に自分のところへ来るように書置きするのです。

(先生は放送での呼び出しはあまりしなかったな。)

「ダメキャプテン、授業後日村まで」

これはなんだが機嫌のいい時。

「ちょこ(この場合、私の苗字が記載されてた)、日村まで。」

これは普通の時。

「ちょこ(この場合も苗字)、とっとと俺んとここい。」

これは機嫌が悪いとき。

こんな風にして、私を職員室に呼んでいました。


そして、職員室に来た私に、その日の練習メニューのメモ書きを渡すのです。

直線ラリー 5分×3

クロスラリー 5分×3

サービス練習 10分

サーブ&レシーブ 15分

・・・

こんな感じのメモだったと思います。


先生はいつも、このメモに何かしら一言書いてくれていました。

「暑いから水分補給しっかり!」とか

「夏にむけてみんなで盛り上げていこう!」

とか。

その中でもよく書かれていたのが

「がんばれ。」

でした。

よくある、何気ない一言なのですが、私はこの一言がとても好きでした。

みんなの先生が、私一人に向かって「がんばれ」と言ってくれてるようで。


キャプテンの職権乱用なんですが、

私はこのメモをこっそり持ち帰って、大切に取っておきました。

そしてその一枚をお守りの袋に入れて、大事な試合に持っていっていました。

そういえば、高校受験のときにも制服の内ポケットに入れて、緊張しながらぎゅっと握りしめたりしました。


私だけがもらえる先生からの手紙。

勝手にそう思って、私の中では宝物でした。



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