ワタシは知る人ぞ知る、電動自転車愛好家である。ニヤニヤ

 

その愛好の歴史は、ムスメが幼稚園に行く頃に始まったので、かれこれ20数年前のことになる。


始めて電動自転車にまたがって、漕ぎだしたときのあの感動を、今でもありありと思い出すことができ・・・

 

 

るはずだが、残念ながら寄る年波には勝てず、だいぶうっすらとしているのが、かえすがえすもしょぼりんである。真顔

 

しかし、とにかく漕ぎ出しのパワーに驚かされ、うひゃうひゃ言いながら漕いでいたような記憶がある。

子どもを前後に乗せると、どうしても漕ぎ出しがふらつくのだが、それが一切ないのだから、安心安全!!

しかも電気が応援してくれるから坂道もグイグイ上がれる。

もう電動自転車とは離れがたい仲になるまであっという間であった。
いやむしろ、普通の自転車が乗れなくなってしまった、と言ってもいい。
だって、電気の応援なしには進まなくなってしまった私の自転車ニヤニヤ
電気のチカラを借りて、坂道はガンガン上れるようになったが、ワタシの脚力は坂道を転がり落ちるように低下していったという見事なオチ。


そうよ、ニンゲン、こうやってどんどんダメになるんだわ・・とわかっていても、やはり2人乗せて荷物も積んで・・となると、

若いワタシでも、電気の応援が頼りなわけであった。

ビバ電動自転車!電気バンザイ!!←結果絶賛。

 

そんわけで、バリバリに活動していた初代電動自転車が壊れて、現在2代目。

2代目は、数年前に、オットが新橋で学生時代のサークルの集まりがあって(ワタシもいっしょ)、その席でしこたま飲んだオットがヘロヘロになって、家に帰るまでワタシが大変な思いをした、ということがあり、そのお詫びとして献上された品である。

 

その名も「新橋おやぢ号」。

 

なんかときめきのかけらもない名前だが、まぁその飲んだくれのお詫びに何かいただける、ということだったので、その当時一番欲しかった新しい電動自転車を所望したというわけであるので、このネーミングもいたしかたあるまい。

そしてそのおやぢ号は今日まで元気に働いておるというわけである。

 

ところが。

 

ある日、このおやぢ号の機種が「リコール対象」だということがわかった。

この自転車、停止してスタンドを立てて、鍵をかけると、その瞬間

ハンドルもロックされる仕組みになっている。

すると安定感が増して、特に前かごに荷物や子供を載せているときには、

がたつきがなく、大変助かる機能である。

 

この機能が「一発二錠」ということらしい。

 

たしかに鍵をかけるだけで、2か所のロックができる。
よく考えられているなぁという感じ。
しかし、この機能に不具合があるらしく、今回リコールとなった。

走行中にロックがかかってしまうことがあるとかないとかあるとか(どっちや!)
それはさすがに怖いので、とりあえず購入したお店に持って行って修理を頼んだ。

すると、部品の取り換えになるので、1日お預かりになりますとのこと。

 

おやぢ号、外泊である。

 

そして翌朝、自転車やさんから電話があり、修理が終わりました~との

ことだったので、いそいそと受け取りにいった。

 

おやぢ号、少し若返っているかしら?

 

そしてカウンターに行き、ワタシは言った。

 

「すみませ~ん!今朝、修理が終わったとご連絡いただいたんですけど~」

 

「あ、はいはい!何の修理でしたか?」

 

「はい!えっと、一本満足です!

 

 

・・・・・

 

 

え? ワタシ、何て言った?滝汗滝汗滝汗

 

い、い、一本満足??

 

それは、こ、こ、これでは!!!!

 

画像1

 

固まる店員さんとワタシ。

 

「す、すみません、それチョコバーでした!」笑い泣き笑い泣き

 

一拍置いて盛大に吹き出す店員さん。

 

だよね‥そりゃ吹くよね‥チーン

 

 

どーやったら「一発二錠」が「一本満足」になるんだ。滝汗

 

もはや「いっ」しか同じじゃないじゃんよー(;´∀`)

 

それなら「一生懸命」とか「一発百中」とか「一気呵成」とか「一極集中」とか、

なんなら「一発逆転」とか「一発勝負」とか・・

 

やだこんなにいろいろ思いつくのに、なぜに「一本満足」をチョイスしたのか、自分。(笑)

 

帰ってきてからムスメに事の顛末を話したら、呼吸困難になるほどひーひー笑ったうえで、

 

「今日の自転車屋さんのバックヤードでの1番の話題のヒトだよ、お母さん。いや~マジすごいわ!天才だわ!」

 

と言われたワタシの立場は。(。-`ω-)


 

 

「ママ!ファイト一発です!!」

 


 

…それも違うからな、チョコ。真顔