~お茶漬けバイキング~

「お茶漬けバイキングに行ってみたい

 どこかお店知ってる?」

と、ありすから久しぶりの電話。

 

ネットも一般的でなかった当時、

元バイト先の本屋でガイドブックや雑誌をチェックすることがあり、

このときも見に行った。

でも実は、この電話をもらった2日ほど前?

お茶漬けバイキングのお店紹介をラジオで聞いていた

すごく気になったけど、

京都のお店だったので気軽には行けないし、

お店の場所や店名などは覚えていなかった。

ありすもそれを聞いたのかも、と思って

「ラジオでやってたのを聞いたの?」と聞くもそうではないらしく、

突然思い立っただけらしい。

 

なんという偶然

 

ともあれ、本屋でチェックした結果、

ラジオで聞いたお店の名前も住所も判明し、

かつ、他にお茶漬けバイキングのお店は見つからなかった。

なので、京都行きが決定。

 

~舞妓着付け体験~

また、別の日には「舞妓の着付け体験って興味ある~?」と電話してきた。

 

これまた、同僚に「舞妓体験やってきた~」と写真を見せられ、

気になっていたので飛びついた。

 

なんという偶然

 

このお誘いの前に、バングラデシュのサリー着付け体験のイベントにありすを誘って行っていた。

それで、舞妓の着付けもどうだろう、と思ったらしい。

もちろん私は快諾し、一緒に...またも京都へ。

 

 

当時市外に住んでいた私たちは、

会わなくなると数年会わないのが普通だった。

なのに一度会うと、次はあれも行きたいここにも...と次の予定を立てていた。

「長く会わないうちに、普通の友人だと誘いにくい・でも行きたいって場所がたまってきて

まとめて行きまくってる感じ?」

とありすが分析していた。

ありすの地元の友人(私も同級になったがそんなに親しくはなかった)に

「まだ付合いあるの?」

と驚かれたらしい。

 

まぁ、確かに私も、京都くんだりまで

「お茶漬け食べに行きたい!」とか

「着付けしに行きたい!」とか

ちょっとクセある感じのお誘いは、誰にでもはしにくいかも。

忌憚なく素で付き合えるというか、

考えるより先にふと思いついたことも口をついて出てくるので、

よくバカなことを言ってた。

お互いに(^-^;

気の置けない友人って今でもいるっちゃいるけど、

それでも多少は気を遣ったり言い方ちゃんと考えてたり、

まぁ大人の配慮ってやつですか。

 

完全に気が緩んだまましゃべっていられたのは、ありすだけだったかも~。