インド人が苦手です。


…と大きなくくりで「~人」が苦手、とか言っちゃいけないのもわかってるんだけど、

仕事柄インド人のバイヤーと接する機会も多く、

インド旅行もし、

なぜか昔からインド人にからまれる

…と、一応普通の人より接する機会が多いので、あえてくくらせていただきます。

(いい人もたくさんいるっていうのは百も承知なうえで!)


なんていうかな、ぎらぎらした感じというか、主張が強くて、

割と古風な日本人気質な自分はちょっとデリカシーないんじゃないの、と思ってしまう。ひいちゃうの。


インド旅行中、皮膚病の自分のあかちゃんを指差し、

「ひどいでしょ、だから金くれ!」ってものごいするお母さんを見てびっくりしました。

あかちゃんが物扱いされてた。

自分だってものすごい困ったらやるかもしれないけど、

あまりにも堂々と主張するのでカルチャーショックだったんです。

そういう人があまりにも多かった。

そんな風に上から目線できれいごと言ってる自分も嫌だったし

かといってどうしても そのお母さんを生理的に受け入れられず、

ものすごく鮮明に覚えてるシーンです。


そんな私が、昨日「スラムドッグミリオネア」を観に行きました。


すごいです。インド。

自分が行ったインドはいわゆる観光地で、本当のスラムはこうなのか…とあらためてカルチャーショック。

もちろん主人公たちはインドでも特殊な環境にいるんだと思うけど、それにしてもすごかった。

そりゃぎらぎらするよ、主張も強くなるよ、生きたいもんね、と なんかやたら納得しちゃいました。


特にお兄さんが 自分の中の「インド人」像をものすごくよく表してた。

目の前の問題に真正面から向かいあうというか向かい合いすぎというか。


弟がう〇こまみれで手にした宝をあっさり売り飛ばしたり

弟が長年探し続けてた初恋の君をあっさり取ったり

弟と生延びていくため女の子あっさり見捨てたり

かと思うと 弟(と自分)を救うために命張ったり。


そのときそのときの問題・欲望にものすごーーーく野性的に向かいあっちゃう。

いい人なの?悪い人なの?しょーもない人なの??みたいな。

ものすごく人間らしいです。

そうそう、私のインド人のイメージってこんな感じ!

何やるにも迷いがないの。「あっさり」やってのけちゃう感じ。


うだうだ正論考えてきれいごとまみれの日本人(自分)と

まっすぐぱっきり前へ前へ!なインド人と、

うーん、うまく言えないけどいろいろ感じさせられました。感慨深い。


いい映画です。


ラストもいい感じにまとまり、よかったね、感動だわ、と思ってちょっと涙します。

でもそこで終わらないのがインド。

余韻を味わう間もなく 演者全員でのダンスが急に始まり、エンドロール。

劇中のキャラ設定、一切無視。

情けなかった主人公くんも、マイケル並みのキメポーズ。


いいなぁインド。たまらんのぅ。