前回のブログは、
「うーん偉そうなこと書いちゃった…消そう」
と思っていたのですが、あえてアップさせていただきました。
(たぶん最後まで読んだのは主人くらいだろうけど。笑)
理由は、とてもいい女性作家の本に出会ったからです!![]()
その前に、最悪な女性作家の本もひとつ。
これもつい最近読んだ人のものです。作者の方はNとします。
Nさんの作品は、超有名ではないけれど、中学高校の図書館には必ずある…という作品です。
私も中学の頃、何冊か読みました。
印象は「きれいすぎるなぁ…つまんないなぁ…」というもの。
前回のブログで 作品がどれだけ世界観を描ききっているかを重視する、と書きましたが、
この人のはやりすぎ…。
印象として、漫画で育った人が、漫画の世界のまま大人になってしまった…という感じ。
(漫画をバカにしてるわけじゃないよ!!)
「大人」として世間に向き合えてないのかなぁ…と、
中学生の私が思ってしまったくらい、なんというか…稚拙。。
その人の本をひさしぶりに読んだんです。
そうしたらさー…もうさー…びっくりだよ。。
中途半端に歎美な言葉を駆使して、
登場人物みんな美青年で、
主人公が猫として飼われる…というお話。
途中、飼い主と主人公がうにゃうにゃうにゃ…という展開になります。
完璧801ちゃんじゃないですか!!![]()
…うにゃうにゃのところで、読むのをやめました。
早く地元の図書館に返したい~家に置いてあるのもイヤだ~。。![]()
![]()
…そんなこともあったので、さらに女流作家さんへの抵抗が強まってたんです。
がっかりしちゃって。。
浮き足だった、独自の世界観を持ちすぎてる人が多い…と再認識してしまってのです。。
でも出会ったの。
文章力・表現力・世界観、
全部一品の女流作家さん!!!
名前は梨木香歩さん。
少し前に「西の魔女が死んだ」が映画化されたので、知ってる人も多いのかな。
中学のときに↑の作品読んで感動したんだよね。
で、今回は「家守綺譚」を読みました。
とても頭のいい女性が書いてると思います。
きちんと世の中をとらえていて、その中で自分の世界を表現する術を知っている。
読み手と文章の距離感もちょうどいい。
言葉遣いも美しいので、読んでいて心地いいです。
例えば、主人公が友人に感心したときの心情を
「こいつは思っていたよりも人物かもしれない」
と表現。
うまーーーい!
明治だ!明治の文豪の匂いがするよ!!!
普通だったら「大物かもしれない」にしちゃうところを、「人物」。
余情があるなぁ。
ちょっと不思議な日常を、
淡々と、趣きある言葉で描いてます。
安定感あるきちんとした作品です。
うーん。読むのが勿体無い。
これだから読書はおもしろいね。