先日、久しぶりに前に会社に勤めていた部下と街で出会った。

俺は打ち合わせが終わって会社に戻るところで、部下は買い物に来ていたみたいだ。

俺は部下に声を掛けられなければ絶対に気づかなかったと思う。

もう部下ではないんだけど、一緒に時を過ごし、仕事に専念してきた仲間っていう意識が未だに消えなくて、部下と呼んでいる。

その部下は、いちかバチかの賭けに出たんだ。

彼には夢があった。それは会社にいた時から聞いていた。

どうしても捨てきれない夢だったみたいで、夢を諦めて会社で働くことに納得できないと言っていた。そんな彼を見て、俺は『頑張れ!』って思ったのは当然のこと、ある意味勇気を貰った。

夢を断念している人も、この世の中にはたくさんいるだろう・・・。

今、夢に向かって必死な人もたくさんいるだろう・・・。

本来なら誰もが安全な道をいく。。。

必ずしも夢が叶うとは限らない。

もしかしたら夢が叶わず路頭に迷うかもしれない。

そんな不安を、先のことを考えずに夢に向かって突っ走る彼を俺はカッコイイと思った。

周りから夢を追うことで非難もされたと聞いた。

だけど、彼は俺にこう言った。

『自分の人生、誰のものでもなければ、誰かの助言で、誰かの言葉で諦められるくらいの安っぽい夢じゃないんっすよ。それに自分の人生、人のせいにはしたくないじゃないっすか』

彼の口から、この言葉を聞いた時、俺は驚いた。

決して、そんなふうに言うようなタイプではなかったから。

そんな話を喫茶店でして、俺は会社へ戻り、彼は買い物の続きをしに行った。


どんなに離れていても、どんなに時が過ぎても、俺は彼を忘れることはない。

他愛のない会話の中で出た言葉だったけど、俺にとっては衝撃だった。

今も夢を追い続ける部下へ・・・。

頑張れ!!!