(つづき)
えー、FM NACK5 嵐・Jun Style。
ちょっと・・・凄い状況なんですけど。
えー、自己紹介、お願いします。
どうも、小栗旬です!
ホンモノですか?
ホンモノです!
よろしくお願いしまーす。
お願いしまーす。
今回、SPということで小栗旬さんに来て頂いたんですが。
某ゴルフラウンジで場所をお借りしまして、
うん
今日、対談させていただく、ということで。
ほぉほぉほぉほぉ。
ハイ。
いろいろお話伺っていきたいんですが。
うん。
とにかく、映画「シュアリー・サムデイ」、無事公開おめでとうございます。
ありがとうございまーす。
じゃあ、ちょっと・・・乾杯・・・しちゃわない?
あ・・、ハイ。
わざわざすいません。
(何かをあける音・・ボトル缶のキャップをひねって開ける音かな?)
かんぱーい!
(とビンがあたる音)
は~。
はぁ~。
低カロリーだなぁ。
朝を制するものは一日を制すっつってね。
これがいいんですよぉ。
そうなの?
えぇ。
(小栗くんがCMしてるちっこいビンのかしら?)
ということで、いろんな話を今日、伺っていきたいと思うんですが。
ハイ。
最近、ほんとに良く出てますね。
えぇ。
食わず出て。
そのあと5LDKも・・・。
5LDKも出ましたねぇ。
あの、5LDK・・・、あの・・・先輩がやられてる番組ですが。
僕の話・・・をしてくれてたんですけど。
ハイ。
僕、全くその話、聞いてなくて。
うん。
あの、ラテ欄みたいなの見たら、なんか俺の話を喋る、みたいなのを書いてあって、急いでHDDに録画してきたんですけど、今日。
アハハ(笑)うん。
なんかまぁ・・・こう・・・なんていうんですか?
ぞんざいな扱いっていうか?
そうですねぇ。
アイツと仲良くなかった、みたいな話とかですねぇ・・・。
やっぱどうしてもさぁ、なんかさぁ、その話って・・・ま・・・要はさせられるわけじゃん。
あれ、どういう経緯であの話になったんですか?
元々は、
ハイ。
こう・・・番組上はね、
番組上は
ボードがあって。
ほぉほぉほぉ
いろんな項目がありまして。
ほぉほぉほぉ
そこで第一印象が最悪だった人っていうのに、ここにいる顔の中でね、
うん
誰かを置いてくれ、みたいな空気になったから、
はぁはぁはぁはぁ
じゃ、潤だったら話やすいな、と思って。
怪我しないな、と(笑)
怪我しないと思って、いろんなことを・・・
その・・・そのボードが全部さ、否定的なことな訳さ。
ほぉほぉほぉ
そのいろんなね、こう・・・項目の中で、ま、ファッションセンスがない人っていうのでは藤原竜也をボンっと置いて。
アハハハ(笑)
それはね、OA.で使われてなかった(笑)
そう・・そうなんです。
だから、あのボードの存在自体がOA.になかった
で、あまりに結構否定的なことが多かったから、ちょっと俺も貼りにくくて。
うん。
で、それで潤の第一印象最悪だったっていう話には、
仲良くなかったっていうね
そう、なって。
なに?その第一印象最悪って?っていう話から
うん
ま、過去の僕らのね、
うん
こうこうこうこうこんなことでしたっていう話になっていったっていう・・・
なるほど。そこがなかったから、結構、あ・・・あれ自体も悪口っぽかったですけどね。
ま、そういう・・・なっちゃいますよね。
なっちゃいますよね。
ま、いろんなところでさ、潤くんとは友達だっていってるから
そうですね。
うん。若干悪口に聞こえてもいいんじゃないかなって
いいっす。
僕も全然問題ないっす。
傷つかない程度でした。
えぇ。
ハイ。
じゃ、「シュワリー・サムデイ」の話、したいんですけど。
おぉ、ありがとうございまーす!
・・・どうすっか?公開して。
公開してねぇ。
去年の・・・?夏?
ちょうど・・・公開したこの時期に撮影してましたねぇ。
「スマイル」やってたじゃないですか。
「スマイル」やってました。
「スマイル」やって・・・俺、凄い覚えてるのが、「スマイル」やってる最中とかに、中井貴一さんとかに、その映画・・・の話とかを、合間に、してたのを凄い覚えてるかなぁ。
あのー、ハンバーガー屋さんみたいなところで、撮影で、貴一さんと旬と俺・・・3人で撮影みたいなところがあって。
それこそ俺の頭グッと掴んで、「お前、どうにかしろや」みたいなことを言うシーンとかだったんだけど。
そういう時に貴一さんと外で、映画の・・・昔の話だよね?
昔の映画の話とかをしてたりとか。
今、なんか準備してるんですよ、っていう話をしてる・・・のを聞いてましたねぇ。僕は。
実際どうだったんですか?撮ってみて。
撮ってみて・・・楽しかったです、本当に。
あのー、撮ってる最中、現場はとてつもなくしんどかったですけど
すっごいしんどかった・・・んだよね?
しんどかった。
ホントしんどかったっすよ。
それまで、いろんな監督にお会いしましたけど
ハイ。
なんか・・・ワガママとか言って申し訳なかったなぁって
アハハハ(笑)
ほんとに現場で撮ってるときは思いましたね。
なんで?なんで?
まず、自分の中での一番の問題点はなにかっていったら、やっぱ事前にスタッフとのコミュニケーションが、あまり取れないまま現場がスタートしてしまった、ということが・・・打ち合わせも含め。
うん
あの、ほんとに最低限・・・必要最低限の打ち合わせしか出来なかった。
例えは美打ちっていうのも、1回しか出来なかったし。
ロケ班とかも、やっぱり俺の空いた時間でしかいけないっていう・・・感じで・・・やっていたから、なんかこう・・・もっともっとスタッフさんたちは俺と話をいっぱいしたいのに、スタッフルームに行っても監督がいないから、じゃ、これ、誰にどうすればいいんだって言って、そのたんびに助監督が俺のところに携帯かかってきて、どうしてもスタッフが聞きたいってゆってるのでとにかく連絡ください、っていう留守電が、ま、ほぼ毎日入ってる状態で。
で、仕事終わりでその連絡をして。
で、どうしました?って、こうこうこうでっていう話だったんですけど、すいません、監督ちょっと、もう向こうも待てないみたいな状態だったんで、一応自分で話・・・監督から僕が聞いてることを伝えておきましたから、それでちょっと対応してもらっていいですか?みたいな話があって。
で、ま、クランクインして、いざ始まっていくと、俺も、”俺、これ用意してって頼んだよね?”って、”ごめんなさい、それ、ちゃんと打ち合わせ出来てなかったんで持って来れませんでした”とか。
そういうことが段々出てきて。
で、そういうことで、もう・・・イライライライラしたり。
なんでこうなっちまうんだろ。
でも全部俺のせいだよな?みたいな・・・ことになっていくなかで、ここから先は現場入ると、今度共演者・・・とも、いろんなディスカッションが始まっていって・・・。
そうだね。
どれぐらい・・・出来たの?
その・・・自分の頭の中にあったイメージと、その実際に撮ってくために現場にあったものっていうのは、どれぐらいギャップがあった?
自分の頭の中にあった理想像・・・
うん、を100とするなら
・・を100とするなら、40ぐらい、現場で出来たのは。
へぇ~。
で、楽しい現場だったとは言われても、どうなんだろうって思いながら、その、完成迎えて。
うん。
0号っていうので、スタッフのほぼ・・大体の人が観に来たときに、
うん
みんなが、”あぁ、こういう映画を撮りたかったっすよ。面白かったっすよ。”って言われて、やっと・・・
はぁ
あ、少しはみんなに返せたかな、みたいな。
うーん。
それはでも、なんかこう・・・自分の中で今後のためになるって感じなの?
うん、それはもちろん。
で、次、もしまたやらせてもらえるんだったら、絶対にクリアしなければ、なんかこう・・・また同じことの繰り返しになるのかなっていう・・・

うん。
・・部分であったりしたのかな。
ちょっとま、ここまで話を聞きましたけど。
改めて「シュアリー・サムデイ」がどういう映画かというのをですね、あのー、聞いてるリスナーの方に
ハイ
ご説明して頂いていいですか?
モテたいがために、
ハイ
高校時代にバンドを組んだ5人組が
うん
文化祭をやめちゃおうっていうことになって
うん
で、あまりに一生懸命練習してたから文化祭が廃止になったこともしらなくって
うん
で、いざそれを聞いて、じゃ、学校に爆弾を仕掛けた、という嘘をついて、
ハイ
学校側になんとか文化祭をやらせようと
復活させるためにね
復活させようと、そういう話をしてたんだけれども、
ま、1人のヤツが、ノリで、爆弾に火薬入れちゃったって
ノリでね
ノリで。
ほんとに何にも考えてない、ただノリで入れちゃったっつったら本当に学校の教室1コぶっ飛ばしちゃって
うん
で、高校は、ま、退学になり
うん
それから3年後、20歳になった今も、みんな・・・やっぱこう・・・前を向けていないというか、
伸び悩んでくすぶってね
くすぶっているヤツらが、自分たちのけじめをとりにいこうという、そういう物語です。
えぇ。
それがもの凄くエンターテイメントですよねぇ。
うん。
旬にも、観た・・日にいったんだけど。
僕はそれこそだから「ごくせん」で初めて旬に会って。
そのあと「花より男子」で、ま、3回・・・連ドラ2回と映画1本とこの間「スマイル」で一緒にやらしてもらって、去年・・・って感じなんですけど。
小栗旬・・・と話してて、小栗旬はもっとなんかこう・・・コアなところを主張したいのかなぁと思ってたんだけど。
映画を観たときに、もの凄く、みんながさぁ、楽しい・・・と思う、エンターテイメントなツボっていうの?・・をちゃんと押さえてるっていうことが、ちょっとねぇ、・・・グッときたんですよ。
しっかし映画批評家たちからボロカスだよ、なんか。ほんとに。
ていうのは?
”やっちゃった”みたいな。
なに?なにやっちゃったの?
なんか・・・新人で、ま、俳優が監督やるとなって、
うん
やりたいこと全部やりたかったんだねぇっていう・・・映画で。
夏休みの、工作を
うん
一生懸命やったこどもを、叱る理由もないから、批評すら出来ねぇって書いてあって。
はぁ~。
言われたなぁって思いつつ。
要は、でもそれでなんかこう・・・例えば、銃をね、撃ったりするシーンが俺の映画多いんだけど。
うん。
その、そんな風に銃を扱って、警察がすぐ来ないとか、
うん
ていう時点で
うん
おかしい、と。
うん。
俺からするとね、そんな現実的なことしか考えられないことの方がおかしいと俺は思うわけ。
うん。
いいじゃんか、映画なんだから。
超フィクションだし。
って、俺はある種この作品はファンタジーだと思ってるから、そのファンタジーの中で
うん
なんで、じゃ、日本っていう、国のことをそんなにしっかり考えて、この作品を作んなきゃいけないんだろうとも思うし。
で、もし日本ていうことをちゃんと考えるなら、わざわざこんな作品にしないよっていうところもあるから。
あぁ・・・なるほどなぁっていう、あぁ・・・そうかぁって。
ま、でも、それは観る人によってだからさ。
もちろんそれは全然かまわないんだけど。
俺はでもココ最近・・・の、いろいろリアルなことばっかりを追求していった結果、生まれてく作品たちの中、
うん
・・を観ている上では、俺は、凄く、あのー、夢があって、
そうだね。
楽しくって、そして出てるみんなが凄いキラキラしてる顔をしてるってだけでも、十分なんかこう・・・俺がガキの頃観てた映画ってそうだったよ、って思うような・・・ところなんだよね。
うんうん。
監督をもし今後もさせてもらえるなら
うん
俺はこのラインで勝負し続けていきたいとは思うんだよね、監督としては。
うん。