☆☆(40点) 日本公開 2010.10.30
[解説]
07年秋にフジテレビ系で放送が開始され、08年春にはスペシャル版が作られた「SP 警視庁警備部警護課第四係」。その斬新な作風が大きな反響を呼び、深夜枠としては史上最高の視聴率をマーク。早々に映画化の話が持ち上がりながらも、「ドラマを超えなければ意味がない」と製作が難航してきた劇場版が、ついに二部作として完成した(第二弾「革命篇」は2011年春公開予定)。
主演の岡田准一は、ドラマの企画立ち上がりと同時にFBIが訓練に正式導入しているフィリピン武術「カリ」の猛特訓を開始。さらに本当に実現するかもわからなかった「SP」劇場版のためだけに、ドラマ終了後も「修斗(USA SHOOTO)」、「ジークンドー(Jeet Kune Do)」をさらに追加し、体作りを続けてきたという。そんな彼がノースタントで挑んだアクションシーンは、本作の大きな見どころ。また「ハリウッドクオリティの日本映画」をコンセプトにした本作では、ハリウッドの一流スタジオがVFX、色調調整、サウンドなどを担当。これまでの邦画とは違う“質感”を、ぜひ確かめてほしい。
監督は、TV版で演出を手掛けた波多野貴文。
出演は「おと・な・り」の岡田准一、「鈍獣」の真木よう子、「春との旅」の香川照之、「のんちゃんのり弁」の松尾諭、「ハイキック・ガール!」の神尾佑、「孤高のメス」の堤真一など。
正式タイトルは「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」。
[コメント]
この映画は何の予備知識も無く観たら?マークがたくさんつく映画。その意味ではかなり不親切な観る人を選ぶ映画。
全体的には、映画冒頭の20分間くらいののアクションシーンは良かったが、中盤以降からは盛り上げ感に欠けるシーンばかり。この作品は次の革命篇に向けた長い予告編と考えた方がいいだろう。
[情報]
ジャンル : アクション/サスペンス
製作年 : 2010年
製作国 : 日本
配給 : 東宝
上映時間 : 98分
[スタッフ・キャスト]
監督 : 波多野貴文
脚本 : 金城一紀
出演 : 岡田准一、真木よう子、松尾諭、神尾佑、野間口徹、堤真一、香川照之、山本圭、丸山智己、堀部圭亮、古山憲太郎、伊達暁、螢雪次朗
[STORY]
警視庁警備部警護課第四係機動警護班隊員・井上薫(岡田准一)は、自殺した理事官に対して「仕方がないだろ。大義のためだ」と係長・尾形総一郎(堤真一)が発した言葉に、猜疑心と困惑の色を浮かべ対峙する。その出来事から1ヶ月。東京の街は、何事もなかったかのように毎日が過ぎ、どこを見渡しても平和な日本の姿があった。だが、そのウラでは、日本という国家のシステムを根底から揺るがすようなテロが企てられており、全ての脅威は、六本木の街から始まろうとしていた…。尾形率いる四係のメンバーは、六本木ヒルズのイベント会場で警護に当たっていた。そんな中、これから起こりうる惨劇を特殊な能力“シンクロ(同調)”で感じ取った井上は、傘を持ったスーツ姿の男をマークするよう仲間に知らせる。だが笹本が声をかけた途端、その男は逃走。井上らは都内のど真ん中で壮絶な追跡を繰り広げ、ようやく地下鉄の構内で男を確保する。しかしこの騒動をマスコミに大きく報じられたことから、井上は「SPとして適切な職務執行の域を超えるな」と警護課長からクギを刺されてしまう。公安の目をかいくぐり、不穏な動きを見せる国家の要職を担うキャリア官僚たち。その中には、与党幹事長・伊達國雄(香川照之)の姿も含まれていた。相次ぐ脅威への過剰反応(シンクロ)に苛まれる井上。さらにテロリストの魔の手は、笹本絵里(真木よう子)、山本隆文(松尾諭)、石田光男(神尾佑)ら第四課のメンバーにも襲い掛かってくる…。













