[評価]
☆☆★(50点) 日本公開 2010.09.04
[解説]
『アンタッチャブル』『ファイトクラブ』などのプロデューサーの回想録を映画化した、ハリウッドの内情を描いたシニカル・コメディ。
ワガママで横暴な大物スターや、何よりも興行収入を重視する映画スタジオ社長、自分のこだわりを通そうとする映画監督らの姿を自虐的に描いている。
プロデューサー役を演じる、「レイジング・ブル」などで二度のオスカーに輝くロバート・デ・ニーロは、実際に本作でプロデューサーを務めている。
マイペースでワガママな大物映画スター役で「ミルク」のショーン・ペンや「サロゲート」「RED」のブルース・ウィリスが実名で出演しているのも話題。
監督は『バンディッツ』『レインマン』のバリー・レヴィンソン。一度の失敗ですぐに地位が危うくなるハリウッドのパワーバランスを、ユーモアたっぷりに皮肉って見せている。
[コメント]
プロデューサーに代わりはいても、優れた監督や俳優にはいないという、この対照的な立場の者との絡みを描くことで、プロデューサーの悲哀がよりいっそう感じられる。
人間ドラマとしてはなかなかだし、キャストは豪華だが、映画業界の雑学的なものがあまり見られないのは物足りないところ。
[情報]
ジャンル : Comedy
製作年 : 2008年
製作国 : アメリカ
配給 : フリーマン・オフィス
上映時間 : 104分
[スタッフ・キャスト]
監督 : バリー・レヴィンソン
製作: バリー・レヴィンソン、ロバート・デ・ニーロ、アート・リンソン、ジェーン・ローゼンタール
原作・脚本: アート・リンソン
出演: ロバート・デ・ニーロ、ショーン・ペン、ブルース・ウィリス、ロビン・ライト・ペン、ジョン・タトゥーロ、キャサリン・キーナー、スタンリー・トゥッチ、クリステン・スチュワート、マイケル・ウィンコット
[STORY]
ベン(ロバート・デ・ニーロ)はハリウッドで活躍する敏腕プロデューサー。様々な難題が次々と降りかかり、頭の痛い日々が続いていた。とある試写会。ショーン・ペン(ショーン・ペン)主演でカンヌ映画祭のオープニングに決まっている作品が、大不評を買ってしまう。映画会社の女社長ルー(キャサリン・キーナー)は作品の修正を求めるが、監督のジェレミー(マイケル・ウィンスコット)はそれを拒否。最終的な編集権を持つルーは、修正しなければキャリアの終わりだと、ベンに言い放つ。その一方で、プライベートでも問題を抱えるベン。離婚した妻との間の娘ゾーイ(クリステン・スチュワート)はわけもわからず彼の前で泣きはらす。一年前に離婚した二番目の妻ケリー(ロビン・ライトペン)には未練を残したまま、中途半端な関係を保っていた。さらに、彼を悩ませたのは三日後にクランクインを控えた映画。主演のブルース・ウィリス(ブルース・ウィリス)が、役のイメージからかけ離れた髭面にメタボという姿で現場に現れたのだ。出資した映画会社の社長は怒り心頭。撮影現場に向かったベンは、ブルースを説得しようとするが、逆に怒らせてしまう。困り果てたベンは、エージェントのディック(ジョン・タトゥーロ)に説得を頼んで、その場を後にする。翌日、ジェレミーから連絡が。不評だったシーンを再編集したとのことで、なんとかカンヌの上映問題はクリア。一安心するが、まだブルースの件が片付いていない。ディックに状況を問い合わせると、ブルースからエージェント契約を切られたという。そして、ついにクランクイン初日。映画会社のお偉方が顔を揃える中、姿を現すブルース。一瞬ヒヤリとするものの、髭は剃り落され、体もすっきり。それを見て、ようやく安堵の表情を浮かべるベン。1週間後、カンヌ映画祭のオープニング上映。だが、安心しきってスクリーンを見つめるベンの目に飛び込んできたものは…?










