「手放す」ことと、「release」すること | ハバタク、チカラ。

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こんにちは、Aile d'ore 祥子です。
タロット&陰(いん)ヨガセラピスト、時々星読み。
自分の心と体をしなやかに育て、自分自身と仲よくなれるように。
そんなライフスタイルを提案する "Aile d'ore 〜エルドール" を主宰しています。

瞑想やヨガの世界に入ってから、よく聞こえるようになったな~という言葉のひとつが「手放し」です。


恐れを、手放す。
欲を、手放す。
こだわりを、手放す。
思い込みを、手放す。
執着を、手放す。



ここ数年、なにやらお部屋のお片付けでも「断捨離」ブームが起きていますが、心の中でもお部屋でも、いらないもの・いるものを取捨選択してすっきりさせるのは同じことですね♡

そして、手放しても手放しても次々色々なものが出てくるのは、人としてはご愛敬。笑
息だって、吐けば吸うし、吸えば吐く。
食べ物だって、食べれば出すし、出せばまた食べられる。

考えも、出たり入ったりを繰り返すのは、とても自然なことです。



スピの世界に入り始めた頃、私はこの「手放す」という感覚がいまいちつかめませんでした。

まずひっかかったのが、どうやって「手放す」んだろう?ということ。
言ってしまうと、色々な考えや思いって、別に自らの意志で抱え込んで放したくない!と思っているわけではないのですよね。
でも、そこに何か問題を感じて、変えたいとは思っている。
ということは、変わるということは、その問題を手放すということなのかもしれない。
でも、その問題って、自分で積極的に持ちたいと思って、心に留めているわけではない。

それなら、じゃあ「手放す」って何なんだろう?

やり方と感覚がつながらないな~…と、頭での理解が進まない時期がありました。


それが一気に感覚としてつながったのは、ヨガと呼吸と、「手放す」の対訳である英語が「release」だと知ったときでした。

気、を扱う施術(整体や気導術)を受けると、治療中に必ず呼吸・深呼吸を意識するようにいわれます。
ヨガも、講師が常に呼吸を意識するように語りかけられます。
(ちなみに、ヨガの呼吸は英語で「inhale, exhale(吸って、吐いて)」となります。)
瞑想中も、もちろん呼吸のリズムを常に意識しています。
 

 「息をいーっぱいに吸いこんで、そして一気に吐き出して」
 「ストレスと一緒に、肺の中から、オナカのそこから息を吐き切って!」



他に何をするわけでもないのですが、ただただ呼吸を意識的に繰り返していくだけで、面白いほどに心も体も楽になるときがあります。
そして、それがシンプルに心地いいのですよね♡

そのときに、ふと頭の中に「Release your fear」というフレーズが浮かんできて、

 "release = 解放"

なるほど、心と体の中にたまっている何かを、換気するように出してあげること、これを「手放す」っていうのか~!と、すとんと感覚として結びついたのでした。

解放、手放し、少しニュアンスの違う単語ですが、それをやりたい気持ちの根っこは一緒ですよね。

「あ、この考えはいらない!」と思ったら、吐く息と一緒に「出して」しまうこと!
ぽいっと、ちゃぶ台返しのイメージで捨てて(手放して)しまうこと!

やること・やっていくことは、ただそれだけです。


そうやって、いらない気持ちや考えをどんどん手放して、どんどん心の換気をしていって、新鮮な空気と心で体を満たしていたいなぁと思います。

だって、体も心も、身軽で気持ちよくいたいですよね♡


Inhale, exhale. Breathe♡