こんばんは。
前回は
法令用語「及び・並びに・若しくは・又は」
について記載しました。
今回は、クイズを何問か記載しました。
読んでみてね
❓Q1：
次の文で「及び」と「並びに」の正しい使い方はどっち？
当社は、A部、B部（ ）C部の社員を対象とする。
A. 及び
B. 並びに
❓Q2：
次の文で「又は」と「若しくは」はどちらが正しい？
申込者は、パスポート（ ）運転免許証を提示しなければならない。
A. 又は
B. 若しくは
Q1：💡答え：A（及び）
👉「及び」は同じレベルの言葉をつなぐときに使います。
つまり「A部」「B部」「C部」は同じ階層なので「及び」でOK！
一方「並びに」はグループ同士をつなぐときに使います。
（例：営業部及び企画部 並びに 管理部）
Q2：💡答え：A（又は）
👉「又は」は同じレベルの選択肢をつなぐときに使います。
この場合「パスポート」「運転免許証」は同じ種類のもの（本人確認書類）なので「又は」でOK。
「若しくは」は、上のグループの中にある小さな選択肢をつなぐときに使います。
（例：パスポート又は運転免許証 若しくは マイナンバーカード）
🧠まとめ
✏️まとめ
| 種類 | 平仮名 | 漢字 | 意味 | 使い方のポイント |
|---|---|---|---|---|
| 同じ階層をつなぐ | および | 及び | 「and」 | 同レベルの語句を接続 |
| グループをつなぐ | ならびに | 並びに | 「and」 | グループ同士を接続 |
| 同じ階層を選ぶ | または | 又は | 「or」 | 同レベルの選択肢 |
| グループ内を選ぶ | もしくは | 若しくは | 「or」 | グループ内の細かい選択肢 |
✏️まとめ
契約書では、たった一文字の違いが意味を変えることもあります。
「及び／並びに」「又は／若しくは」を正しく使い分けることで、
誤解のない、信頼される文章になります🌿