後編


『この子に、文字や数字の概念が出来た時にまた来ます。』

と言い、寒い中、トボトボとベビーカーを押して帰った日から3、4年。


その日が、とうとう訪れた。


斜視の手術が終わったら、公文を習わせたいなあ。

なんて漠然と思い始めていた矢先。
テレビのCMから

『くもん、いくもん!』おんぷ。
『春の無料体験学習、受付中!!』

と流れていた。

上の子が、

『僕、受験も終わったから、公文をまたやりたい。』
と言い出た。



下の子も負けじと
『僕も、公文やりたい!!』
と言った。

『くもん、いくもん!』おんぷ。
『春の無料体験学習、受付中!!』おんぷ。

と嬉しそうに歌っていた。


私はその日のうちに公文の先生に連絡し、
体験学習を申し込んだ。

公文の先生は、開口一番に、

『◯◯君、中学受験合格おめでとうございます!!
他の生徒さんから聞きましたよ~。
また、戻って来て下さるのかしら~?』

と仰った。

早速、兄弟で体験学習を受けさせて頂く運びとなった。

先生は、翌日の土曜日、休講日だというのに、
教室を開けて待っていて下さった。

上の子の頑張りと、下の子の成長にとても喜んで
『いつか、兄弟で必ず戻って来て下さる、と信じていたのですよ!』

と仰った。




休講日、2人だけの体験学習。

上の子は淡々と問題をこなしていく。
さすが・・

下の子は嬉しそうに鉛筆を握る。
歌を歌いながら・・

『くもん、いくもん!』おんぷ。
『春の無料体験学習、受付中!!』おんぷ。


と。。。


先生が、目を細めて仰った一言に、
とても胸が熱くなった。


『二人とも良い子だねー。』



もちろん、その場で、入会手続きをして帰って来た。









まだ、真っ赤に充血し、片目をつぶった痛々しい目。

頑張って書いてます。

今日の宿題↓