平昌五輪のことを書いていた途中だったのですが昨晩、スケカナさんからのメーガンエリックの公式な引退アナウンスがあり、予定変更です。今回はちょっと長くなるかもしれません。
ご本人達がシーズン初戦から「五輪が最後」と言い続けて来たので、ファンとしてはとても気持ちの区切りがつけやすかった。そして覚悟して毎試合見ることができて、その点においても2人には感謝しています。「五輪は見れなくても、引退試合は見逃すな」これはスケオタの先輩方からいつも言われていました。好きなスケーターが競技をする最後の瞬間は見届けたい、それが現地であろうと、お茶の間であろうと、オンリザであろうと・・・
私が2人のファンになったのは2011年の四大陸選手権です。この試合で2人は銀メダルを獲っているのですが、フリーの最後のリフトのメーガンの笑顔がとても幸せそうで、「この子達を応援する!」と一緒にいた友人に謎の宣言をしました。
この翌シーズンのFSのコールドプレイは2人の代表作の一つではないでしょうか。ナショナルでのこの神演技を生で見れたのは本当にラッキーだったと思います。キスクラでOMGを連発するメーガン、言葉にならないという感じのエリック、2人とも本当に可愛かった。この2011年から7年間2人はGPFに出続けました。ナショナルは2人にとってどちらかというと得意な試合(決して楽というわけではありません)ということもあり、GPSでカナダ一番手としてスケカナに出られたことも味方してくれたのかもしれません。メーガンのこのブルーの衣装、毎年のようにローカル大会で誰か若手スケーターが着ているのを見かけます。
世界選手権の表彰台を狙ってTESで攻めることを全面に出していった12-13シーズン。明らかにこのシーズンからメーガンの「ムーブメントを美しく」の意識が前よりも強くなっているのを感じました。SPはメーガンの元気で明るいところを全面に出した音楽。エリックは演技で表に感情を出すのがこの頃はまだ苦手だったそうで、このSPで苦労したとか。そして、後半にソロジャンプを入れているのは「シングルと同じように後半ジャンプのボーナスが付くと思ったから」とインタビューで答えていてびっくり。ペアではSPの後半ボーナスジャンプはなかったのですが、コレオも終わっていたしいいか!とそのままにしたそうエピソードが面白かった。そして、このシーズンからメーガンエリックvsカースティンディランの国内戦の強烈なバチバチが・・・毎試合ナショナルは胃が痛い思いで見ていました。正直なところ、私は世界選手権の方が気持ちが楽だった・・・きっとこんなにドキドキすることはこの先ないんじゃないかな。ソチ五輪のシーズンは夏にメーガンの肩の怪我と五輪へのプレッシャーで試合でいい演技が出来ず、GPSはずっと苦しかった・・・このシーズンのSPはエリックが作曲した亡き恩師、ポール・ウィルツさんに捧げる「tribute」。素敵なトランジション沢山入ってて大好きでした。(この曲と、この年のナショナル開催のオタワと、親友のディランのエピソードはいつか別のエントリーで書けたらいいなと思っています。)ポイントギリギリでファイナルに進めた2人、SPでノーミスの演技が出来た時、久しぶりに見た笑顔は本当に嬉しかった。ナショナルもどうにか勝てたけど、ソチでのフリー・・・全く2人らしい演技が出来ず、次の人の演技が始まってもキスクラで泣いているメーガンを客席から見るのが本当に辛くて。その日の夜はとても長く辛く、2人の落胆した表情が頭から離れず・・・ソチ五輪の翌シーズンからワールドを二連覇した2人だけれど、あの時の表情は4年後の平昌の団体戦FSまで私の心の中から消えることはありませんでした。
本当に苦しいソチシーズン。ワールドでブロンズメダルを獲ってもどこか晴れない表情をしていた2人。友人に「五輪の失敗は五輪でしか返せないんだよ」とペアファンの友人に言われたことがあります。あの頃は本当に見ていて苦しかったけれど、あの悔しさがあったから平昌までの4年間で素敵なスケーターに成長した2人が見れたのだと思うし、私も今やっと笑ってあの日のことを思い返すことができるようになりました。
ここまでがソチ五輪のシーズンまでの思い出です。後半の4年間はまた次回。
大雑把に書いて見たけれど、書けば書くほど細かい思い出が蘇ってきて、書くことって自分にとって大事なんだと感じます。客観性ほぼゼロの完全な日記状態のブログ。書きながら思うことは、こんな素敵な思い出をくれたメーガンとエリック、そしてフィギュアスケートを通じて出会ったたくさんの素敵なお友達への感謝です。
このブログにたどり着くわずかであろうフィギュアスケートスキな方。読んで下さってありがとうございます。