走れトーチス。 | お父さんは、にせにせウルトラマン。

走れトーチス。

世間は冷たい。


時に


正義は無力だ。




この話は


サラリーマンとバスとの


正義をかけた


ストーリーである。




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「ちょい出発早いがな!」



電車を降りてからバス停までの約300mの距離を


全速力で走りきったサラリーマンは


こう心の中で呟いた。



いつもなら


間に合うはずの


帰りのバス。


サラリーマンは


どうしても


このバスに乗車したかった。


なぜなら


逃すと30分も待たなければならなくなるからだ。



でもこの日は


出発時間よりも


若干早く


バスが出発した。


しかも


サラリーマンのダッシュを横目に。




「やい、止まれや。」



サラリーマンは


息を切らした声で


そう呟いた。。。




走り去るバス。


届かぬ想い。




「チッ、朝は平気で5分遅れて来るのに


帰りは定刻よりも早いってか...


そんなの全然正義じゃねぇ。」



そう思ったサラリーマンは


いきなり


走り始めたのである。



3つ先のバス停に向かって(笑)。



その距離


約800m。




絶対に負けられない闘いがある




某TV局の


サッカーワールドカップ予選の


キャッチコピーが頭をよぎる。



サラリーマンは


裏道を


全速力で駆け抜けた。


28歳のサラリーマンは


全速力で駆け抜けた。






「へ、ヘモグロビンの味がするぜぇ。」





途中、


何度も


ピリオドの向こうが見えそうになったが、


足を、


その足を


止めることはなかった。




「み、見えた。。。」




ピリオドの向こうではなく、


3つ先のバス停が


サラリーマンの


視界に入ってきた。


しかも、


3人ほど並んでいる。



どうやらまだバスは


来ていないらしい。



そしてバス停に到着。


慌てて


時刻表を見ると


ドンピシャの時間だった。



だが、


バスは定刻通りに現れない。



「あれ?ひょっとしてもう通り過ぎた?」



悪い予感が頭をよぎる。




まだ来ない。



まだ来ない。






1分後。





やって来た。


そいつはやって来た。


右からやって来た~♪




サラリーマンは


それを


左に受け流すぅ~♪




「そんなことしら最高におもろいがな。。」


もちろん


そんな余裕はなく、


平常心を装いながら、


サラリーマンは


バスに乗り込んだ。




正義が悪に勝った瞬間である。


人間が車に勝った瞬間である。




終わり。


gif























画像をクリックすると闘いの全貌が見えます。





ちゃおパー



P.S.


もう2度と走りません(笑)。


死ぬかもしれないから。


勝ち逃げ走る人DASH!