写真で見た白亜の美しい外観と、館内のゆったりとした雰囲気に惹かれて、オープン当初から訪ねたいと思っていたホテルです。念願が叶い、訪問をとても楽しみにしていました。那覇空港から車で約35分とアクセスしやすい立地です。


 

 

  チェックイン

 

 

チェックインの開始時間にあわせてレンタカーで訪ねました。玄関は控えめで、車寄せもなく一瞬戸惑いましたが、地下駐車場に進み空いている場所に車を止めると、どこで気づいたのか(時々こういうお宿がありますが、出入り口のカメラでチェックしているのでしょうね)スタッフの方が笑顔で出迎えてくださり、荷物を持って館内へと案内してくれました。



海が見えるロビーのテラス席でデザートをいただきながらチェックインをしました。

 

 

この日は生憎の曇り空でしたが、海風がとても心地良かったです。誰もいなかったので暫くこの空間を夫婦で独占させていただきました。接客は丁寧で、食品アレルギーの有無や、食事の時間の確認、貸切風呂の説明をうけた後、お部屋に向かいました。

 

 

料金は2017年5月の土曜日に大人2人で、エグゼクティブスィートを指定し、航空券付プランで一人あたり約7万円でした。このうち宿泊料金は54000円相当です。

 

 

特典としてレイトチェックアウト(通常11時が12時)ウェルカムフルーツ、冷蔵庫のドリンクがフリーでした。

 

 

こちらのホテルは年間を通じて料金設定が同一で、週末や連休の宿泊はお得感があります。この設定は今も変わりませんが、宿泊費は1人1泊84700円となっています。

 

 

  客室「エグゼクティブスィート」

 


宿泊したのは2階のお部屋です。エグゼクティブスィートは全14室で、1階から4階の各フロアにあるため、眺望の差があるのかもしれませんが、2階であっても視界を遮る物はなく、海を一望できました。



お部屋はワンルームで、幅の広いシモンズ製のベットが2台と3人掛けのソファ、1人掛けのソファが備わっています。大型の家具がゆったりと配されていますが圧迫感はなく、二人で過ごすには丁度良い広さでした。

 

 

合板のフローリング材や壁紙を使ったチープな造りとは違い、自然素材が使われ心地良いです。窓の外は南国の景色が広がっていますが、室内は和を連想させる小物やファブリックで、和モダンの旅館のような雰囲気がありました。

壁の格子戸をスライドさせるとTVが現れます。↑↓

 

 

バスルームは白いタイル一色で、海外のホテルを連想させ、

 

 

掃き出し窓を開ければ、半露天風呂のように楽しむこともできましたラブ贅沢ですねぇ

 

 

客室はデザインだけではなく使い勝手も考えられた間取りで、滞在中はゆっくりと過ごす事ができました。廊下や隣室から物音や話し声は聞こえず、プライバシーへの配慮も高いと思いました。

 

 

アメニティ類は一通り揃っていましたが、基礎化粧品がなかったのでリクエストしたところ、ミキモトの使い切りタイプを頂けました。クローゼットにはゆったりとしたシルエットの館内着とパジャマタイプの室内着が用意されており、一日中リラックスできました(訪問当時)


 

  館内散策

 


館内は案内図を見るとシンプルなのですが、回遊性をもたせた造りなので、歩いてみると廊下の先が何処に繋がっているのかわからず探検気分で面白かったです照れ

 

 

レストランの隣にはガジュマルが生い茂る中庭があり、館内の一部なのに森の中にいるような空間が広がっていました。

 

 

中庭を抜けるとビーチに続く階段があります。良い意味で経年変化した階段は、ビーチに続くアプローチとしてぴったりの雰囲気でした。ビーチの手前にはサンダルとタオルが用意された棚があり、さりげない心遣いを感じました。

 

 

この他にも廊下の両側に琉球時代の肖像画がずらりと並ぶギャラリーや、↓実はちょっと怖かったですショボーン

 

 

カプセルコーヒーが自由に頂けるライブラリー、

 

 

広々とした空間を静かに楽しむ畳敷きの「禅の間」などがあり、ちょっとした館内散策を楽しめました。



 

 

  貸切露天風呂

 


貸切露天風呂は事前予約が必要ですが、空いていれば時間の制限なく、何度でも貸してくださいます。私たちはチェックイン直後と、夕食後に貸して頂きましたニコニコ

 

 

屋上に建つ赤瓦の平屋が貸切露天風呂です。全部で6棟あり、植栽や外塀に囲まれた様子は、まるで小さな集落のようでした。どの棟になるかはお任せですが、昼、夜と違う棟に案内してくださいました。

 

 

温泉ではありませんが海が一望できる眺めの良さが魅力です。

 

 

昼は明るいビーチを、夜は星空と夜景を眺めながら過ごしました。波音だけが響く静かな環境ですが、お隣の物音や話し声はよく聞こえたので、多少の気遣いが必要だと感じました。


 

 

バスタオル、ミネラルウオーター、バスローブが完備されています


 

 

  食事

 


お食事は朝晩ともにレストラン「甘露」で頂きました。夕食は和琉会席です。実は沖縄料理は若干苦手なのですが、食材や薬味に沖縄のものが使われているメニューが主でしたので食べやすかったです。

 

 

ミーバイの昆布〆、島マースや島唐辛子を付けて頂く石垣牛のステーキなど美味しく頂きましたが、私が気に入ったのは前菜です。マリネや香草焼き、ゼりー寄せ、翡翠玉子など、いずれも手が込んでいて感心しながら頂きました。

 

 

接客はとても丁寧で、一品づつ調理方法や産地などを詳しく教えてくださいました。

 

 

朝食は焼き魚や卵焼きといった和定食にゆし豆腐のお味噌汁や、パパイヤの炒め物、もずくの酢の物などが並びました。




 

  感想

 

到着した日は館内の一部が結婚式で貸切になっていました。ビーチ沿いの大型リゾートホテルのチャペルで挙げる式も素敵ですが、こちらのような海の見える隠れ家的なホテルで、厳かに挙げる式も素敵だなと思いました。

 

 

↓私には一銭も入りませんが、とても素敵なのでリンク載せておきますね笑

 

 

 

のんびりとした時間が流れる館内、素晴らしい眺望、つかず離れずの接客とリラックスできる要素が詰まったホテルでした。洗練されたスマートな接客というよりも「おもてなし」の心が感じられる丁寧で親切な対応で、雑談や質問もしやすかったです。日頃忙しいカップルや、子育てや仕事をリタイアされたご夫婦の休息の場として、是非おススメしたいですおねがい