仙石原にある「品の木一の湯」は、リーズナブルな価格設定で箱根に10軒の温泉旅館を展開している「一の湯グループ」のひとつです。ススキ草原や数々の美術館に近く、観光に便利な立地ですが、建物の周りは静かな住宅街です。
2018年11月の金曜日に大人3名で宿泊しました。こちらの宿には本棟、離れ、別邸と3タイプの施設があり色々と悩みましたが、別邸の「リビング付和洋室」を選択しました。宿泊料金は日にち限定プランを利用して、2食付きで一人あたり11340円(税・サ込)でした。
公式HPによると、本棟は今月(2023.3)リニューアルされて5つのコンセプトルームが誕生しましたばかり!ピンクを基調とした可愛いお部屋やキッズペースを備えたお部屋など、どれも面白そうで旅の楽しみが広がりますね
画像は公式HPからお借りしました。
チェックインと駐車場
当日は車で向かいました。チェックインは本棟で行うため、初めは本棟の側に駐車しましたが、案内図を見ると私たちが宿泊するB棟に隣接した駐車場があったので、そちらに移動しました。
しかし、行ってみると木々に囲まれた鬱蒼とした砂利敷きで、コンデションとしては先に止めた本棟付近の方が良かったです。宿泊棟に向かう入口も簡素で、裏口からこっそりと訪問した気分になりました。
悪天候や大荷物があるなら便利ですが、そうでなければ堂々とした門構えの別邸入口を利用した方が気持ちが良いです。(あくまで気分の問題です現在は改善されているかもしれませんので参考程度になさってください。)
チェックインの手続きをした本棟のフロント
フロントの周辺にはお土産コーナーがありました。
別邸の客室「リビング付和室」
予約時に高齢の両親が移動しやすい位置にしてほしいとリクエストしたところ、B棟1階の角部屋「B103号室」にご用意頂きました。
向かいのA棟1階には食事処があり便利な場所でしたが、大浴場のある本館までは少し距離があり、両親は大浴場を利用しませんでした。ですが別邸には温泉を引いた客室露天風呂があるので、大浴場を利用しなくても温泉は充分に楽しめます。
「リビング付和洋室」は手前の小上がりに2組の布団、
中央に畳の部屋がありました。
3人目はこの畳に布団を敷いて寝ました。
奥の一段下りた板の間にソファセットが置かれたリビングがあります。
寝室、和室、リビングと分かれていますが、全体を見るとワンルームというです。段差があって小さなお子さんや高齢者にとっては少し危険な造りにも見えますが、広さは充分で3人でもゆとりがありました。
多少の古さは感じましたが、清掃状況については気になる点はなかったです。一度だけ2階から物音がしましたが、それ以外は静かでのんびりと過ごせました。
アメニティと設備
基礎化粧品は大浴場に備えてありますが、室内にはなかったので持参することをおススメします。
バスタオルは一枚で、大浴場に備えはありません。
ビニール製の巾着袋がありましたが、屋外を歩くので大きめの手提げを用意されると便利だと思います。
その他のアメニティは一通り揃っていましたが、草履などの外履きがなく不便でした。そのせいなのか、食事処では浴衣よりも自前の部屋着や到着時のままの格好で食事をしている方が多かったです。
客室露天風呂
客室露天風呂は、壁と天井がある造りで天候に左右されることなく利用できます。石造りの湯船は二人でも入れるかもしれませんが、一人が程よいサイズです。
お湯に浸かると周囲の木々を仰ぎ見る目線になりますが、
出入りの際には向かいのA棟が気になります。
心配でしたが脱衣所の張り紙に、向かいの窓は羽目殺しの曇りガラスと書いてあることに気付き、その後は安心して入浴できました。あ、誰も見たくない?できればチェックイン時に一言添えていただけると良かったです。
湯温は集中管理されていて、いつでも丁度良い湯加減になっていました。屋内にはシャワーが付いているので、大浴場に行かなくても事足りますが、泉質は大浴場の露天風呂はにごり湯の大涌谷温泉、こちらは無色の大平台温泉と異なります。
のびのびとした開放感や眺望は得られませんが、温泉が引かれている客室露天風呂は意外と少ないので(沸かし湯が多い)温泉三昧したい方はいかがでしょうか?
次は大浴場とお食事をUPしたいと思います。