前回の続きです。客室の様子はこちらから↓

 

 

  白濁した温泉が掛け流しの大浴場

 

 

大浴場は男女入れ替え制ではありません。

 

 

 

 

 

 


父の話によると男性用の方が若干大きいようですが、女性用はカランが3つ、浴槽は3畳ほどの大きさで知らない者同士だと利用し難い規模でした。どのお部屋も内風呂がないため全員がこちらを利用する事になります。


 

 

 

 

平日だったため女性客が多く、朝、晩ともにグループと被り、譲り合いながら利用しました。狭いうえに露天風呂もなく、窓は曇りガラスと、眺望を楽しめる造りではありませんが、温泉成分で変色した湯口や白濁したお湯から、成分がしっかりと含まれた温泉だとわかります。泉質にこだわる方に好まれそうだと思いました。

 

 




 

 

  朝、夕の食事

 


お食事は二食共に食事処で頂きました。テーブル席の間に衝立等はなく、一般的な食堂といった雰囲気で賑やかでした。(のれんの奥が食事処です)

 

 

 

夕食のメインは”和牛しゃぶしゃぶ食べ放題”か”御殿場鶏のすき焼き”の二択で、予約時にどちらかのプランを選択します。

 

 

 

 

私たちが頂いた”御殿場鶏のすき焼き”は(現在はこのメニューはないようですが、美味しかったので感想と画像をUPします)生卵につける一般的な食べ方も美味しかったですが、別添えのポン酢につけると、すき焼きの甘い割下と酸味の強いポン酢が相まって、また違った味を楽しめました。山椒をちょっと効かせると風味が増して更に美味しかったです。

 

 

 

 

鶏肉の御替わりとご飯の御替りを何度か勧めて下さいましたが、全員お腹がいっぱいでお断りしました。こちらの様子を気に掛けて下さるので、沢山頂きたい方も気兼ねせずに食事ができそうです。

 

 

 

すき焼きの他に小鉢、デザートも付きました。

 

 

 

 

 

朝食は幾つかの小鉢を籠に収めた、見た目も可愛らしいものでした。

 

 

 

一品の量は少ないですが、ご飯のお伴になる内容で、大盛りの御替わりをお願いされている方もいらっしゃいました。

 

 

籠盛りの小鉢はセッティング済みでしたが、ご飯、お味噌汁、厚焼き玉子は、着席後に温かいものを配膳してくださいます。冷水、お茶、コーヒーは二食共にセルフサービスでした。

 

 




 

 

 

  感想

 

省略されているサービス以外にも、お食事が家庭的な内容であること、温泉が小規模であることなどを考慮すると、旅先での非日常を求める方にはおススメできません。ですが、到着時も出発時もフロントのベルを鳴らすことなく、すぐに対応してくださいましたし、食事中の声掛けなど、求めるサービスを心得ているように思いました。スタッフさんの人数は少ないようですが、笑顔で雑談に応じる姿も度々見られ、全体的にとても良い雰囲気でした。こちらの宿の特徴を理解した上で利用されるとコスパ良く感じられ、快適に過ごせると思います。



道路を挟んだ向かい側に、同価格帯の「四季倶楽部 箱根和の香」があります。建物の規模はそちらの方が大きいようですので、お宿選びの参考になさってください。