昨日の母と施設で出会ったおじいさん | 金魚のあぶく

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 認知症で介護3の母は、施設に入っています。週1くらいで面会に行っていますが、昨日は枕元に置いてあるオムツが気になったようで、「誰がこんなところに置いたの?」と聞くので「職員さんでしょ」と返事をすると「こんなもの使ってないのにどうして置いてあるの」と不機嫌そうに言うので「使ってるから置いてあるのよ」と言うと「こんなもの使ってない!」と怒るので心の中で今もはいてるくせにと思いながら話題を変えようと思って「私、美容院に行って髪を切ってきたの。短くなったでしょ?」と言ってみました。すると私を見て「あら美容院行ってきたの?」と言うので「名駅まで行ってきたよ」と美容院の話をするのですがすぐにオムツに目がいってまた「だれがここに置いたの?アンタ置いたの?」とオムツの話に戻り「使ってない」「どうしてこんなところに」と怒っているのでまた「私、美容院で髪を切ってきたよ」とか「食べたいものあったら買ってくるよ」と他の話をしてみるのですが昨日はずっとオムツのことが気になるようでした。ちなみにオムツはいつも枕元に積んであります。いつも同じなんですがね。夕飯の時間になったので帰ったのですが、エレベーターに乗ると先に乗っていたおじいさんに「美人さんが乗ってきた!」と言われました。マスクしているし顔なんかわからないはずですが、なんとなく嬉しいです。このおじいさんは誰にでも同じことを言うのです。私も何度目かです。でも「美人さん乗ってきた」なんて言われると笑うしかなくて、いつもちょっと落ち込んで帰るのですが元気になりますね。面会の少ない人は寂しいのか嫌な顔する人もいるので、こんなおじいさんにはホッとします。