ブラボー、ベラボー、タロー! | CHOCCOLUMN ―チョッコラム―

ブラボー、ベラボー、タロー!

爆発寸前ではない、穏やかなU-Gです。

今回は久々アートです。


たまに見てる美の巨人たちで岡本太郎作太陽の塔の特集、やってました。いつも、誰ピカとかで岡本太郎氏の特集がやってるときは大体見ているんですが、やはりブラウン管を通して見ても、彼の作品から説明し難いパワーがものすごく満ち溢れ、伝わってきますね。彼の作品は一般的にはキュービスムと言われていますが、僕はキュービスムのあのカクカクした感じが彼の作品にパワーを与えているのではないと思います。それよりも彼の狂ったかのようなあの色使いがパワーを与えています。なぜかというと、決して、鮮やか色彩が人々を惹き付けているからという訳じゃなく、その色にある、人間にもともとある本質的なパワーというものが人々を惹き付けているからなんじゃないかと思うんです。でも、なぜ彼の作品にはそのような力を秘めているのか。実は彼は縄文土器や土偶から太古のエネルギーを感じていて、そのエネルギーに大変な興味が合ったようで、以後、太古のエネルギーを感じるあらゆるものについて執着し続けました。それが彼の作品に影響を与えていたようです。

彼は大阪万博でテーマ・ディレクターを務めていましたが、万博のテーマ進歩と調和には反対していました。彼は進歩と調和について、こんな言葉を残しています。


『「進歩」と言うと、未来の方向にばかり目を向ける。化学工業力を誇る。それが果たして、人間的・精神的な前進を意味しているか・・・・・。「調和」と言うが、馴れ合っている調和なんて卑しい。相手とぶつかり合って、闘わなければ本当の調和は生まれない。』


僕はこの言葉にものすごく共感した。彼の言っている事は明らかに当たっていると思った。彼の言う化学工業力は地球・そこに住む人間を置き去りにして、一方的に進んでいった。そして、21世紀となった今、というか、つい最近といっても過言じゃないが、ようやく僕らは気付き始めたと思う。今ではユニバーサルデザイン・環境に優しい商品が流行の影響もあるが、出回るようになった。でも、彼の言う、人間的・精神的な前進はまだまだ時間が掛かるであろう。また、話の中心からそれるかもしれないが、この世から戦争を無くす為には人間同士がぶつかり合って、闘わなければ本当の調和は生まれない。彼が言う戦いは決して、武器で闘い合うのではなく、正々堂々と人間らしく、人間の本質的なパワーでぶつかり合うことであると思う。具体的に言えば、それは対話である。僕はそんな風に彼の言っていることを解釈した。


皆さんは、岡本太郎氏の作品を見て、そして、言葉を聞いて、どう感じるだろうか?