先月末に紹介した本

 

 

元文春記者の甚野さんが実際にご自身の親御さんの介護に直面したことを

きっかけに介護、介護業界について調べて行ったルポです

 

 

本の背表紙には

 

介護の世界は

・ケアマネ選びがすべてを左右する

・介護保険で出来ること、できないこと

・老人ホームは入居金だけで数千万という現実

・「老人は歩くダイヤモンド」

 介護ビジネスはなぜ儲かるのか?

・こんな施設は要注意

 職員が語る3つのチェックポイント

・「介護離職」は年間で10万6千人にも

・2025年度には介護職が32万人不足

 ・・・崩壊はすでに始まっている

 

と書かれています

 

これから、介護を始める人には、とてもおススメの内容でした

 

母も施設に入って、私にも振り返る余裕が出てきたので

介護について、少しずつまとめて行こうと思いました

 

この項目通りに…というわけにはいかないけれど

この項目を手掛かりに、気が向いたときに

振り返って行こうと思います

 

まずは

・ケアマネ選びがすべてを左右する

 

 母に関わってくださったケアマネさんは

 東京に居るときに2人

 神戸に来てから、5人

 

 東京で最初に関わってくださったケアマネさんは

 とても良い方でした

 でも、圧迫骨折をして要支援から要介護に変わって

 ケアマネさんが変わると、突然、ことがスムーズに運ばなくなりました

 

 東京から、神戸に連れてきたころは

 一時的にこちらにしばらく、居るつもりだったので

 東京の介護保険証を持っていたのですが

 要介護で変わったケアマネさんは

「東京の介護保険証では神戸では介護サービスは受けられない」と言いました

 

周りの人に話すと「そんなはずはないよ。役所に聞いた方がいい」

と言われて、役所に問い合わすと、使えることがわかりました

 

こちらで担当してくださったケアマネさんはとても良い方で

手際よく、作業を進めて下さって、良いデイサービスを紹介してくれました

東京の保険証を使って、神戸で介護サービスを受けたときは

東京のケアマネさんが請求業務などをするそうなのですが

それも、神戸のケアマネさんに丸投げだったと、あとで聞きました

 

本当にケアマネ選びは大切です

 

神戸に来てからも、一人だけ(人は良いのですが)

なんだか、ピンとのずれている方がいました

 

母の担当になって1年ほどでお辞めになったのですが

そうでなかったら、ケアマネの交代をお願いしたかもしれません

 

その方の次のケアマネさんには6年半、お世話になりました

日々、ややこしくなる母の介護をどうにか乗り切れたのは

そのケアマネさんのおかげでもあります

 

2か所目のデイサービスの利用も勧めて下さったり

ショートステイの施設も「数か所か利用している方が良いと思います」

と、色々な施設を紹介してくださいました

 

全部で6か所ぐらい行ったと思います

・朝食がパンと卵と紅茶だけ・・・というところ

・帰宅後に母の荷物に知らない薬が入っていたところ

・まだ、母がしっかりしている頃だったのに

 帰りの荷造り後に、すべての荷物を全部バッグから出して点検したところ

・「ちっとも楽しくなかった」ところ

 

結局、残ったのは2か所

 

母の記憶力や判断力がしっかりしている頃に

お気に入りの施設を選べたのは、本当に良かったと思います

 

 

 

いちばん長くお世話になったケアマネさんは

「精神保健福祉士」の資格を取って病院のケースワーカーに転職されました

 

そのケアマネさんが母に合うケアマネさんとして勧めてくださったのが

今のケアマネさんです

 

5人のうち4人がそれぞれに良いケアマネさんでした

 

地域にあんしんすこやかセンターは2か所あったのですが

こちらのセンターを選んでよかったと思っています

 

 

甚野さんの本の中でも、最初のケアマネさんの言うことに

納得がいかなかったエピソードが書かれていました

 

ケアマネ選びは大切です

我が家の場合はラッキーなことに

交代をお願いすることはありませんでしたが

合わないと思ったら、遠慮せずに言った方が良いと思います