前人未到の領域へ
目標は、生きてかえる
今日はついにアプガが目標として掲げてきた、持ち歌全曲80曲を一気に披露するという、前代未聞前人未到のライブの日がやってきた。
前日仕事が忙しく、夜中もほとんど睡眠もとれていない状況だが、決戦は待ってはくれない。
仕事が明けてすぐに出立。
湾岸エリアまでの道のりは、最近復活したポケモンGOをやりまくる。大量にゲットだぜ。
到着した時はすでに、開場時間間際。
相方と合流する。
相方はVIPチケットを掲げての3列目実質2列目。
こちらは10列目。会場内はやはり、中央に花道がありセンターステージが設営されている。ので10列目でも実質前から4列目だな。これはよい。
体の疲れはピークだが、気持ちを高ぶらせ、精神が肉体を超える状況を作り出さねば。
なにせ、1日でライブ3回まわしは自身経験がない。ましてや、あのアプガの激しい歌をフルコーラスで全部披露するという、破天荒もいいところの戦いだ。
レッドブルを気合とともにぶち込む。
まずは1部の戦い。
どんな感じが様子見なところもあるが、普通にMCを挟みながらの進行のようだ。
ライブ開始前、まあなが高らかに叫ぶ。
「生きて帰るぞ!」
アプガのライブではもはやお馴染み的なフレーズだが、メンバーはもちろん本気で言っている。
我々ヲタも、その覚悟でライブに挑んでいる。
約2時間ノンストップの、ハイスパートキングダムなどは、途中で本当に前のめりに倒れそうになる程だからな。
80曲をすべてやりきったあと、なにが待っているのか。それは誰にも分からない。命を賭して、その先の景色をみるために集まったアプガファミリーの魂を一致団結して、この伝説を完遂するぞ!
1部は初期の頃の曲を中心に、今ではホント懐かしい曲が目白押し。
個人的に大好きなチェリーとミルクが聴けたので大満足だ。全曲ライブだから当たり前だが、これが良いところでもある。アプガは、良い曲が本当に多い。
1部が終わった感じとしては、少し疲労はあるがまだ戦える力は充分ある手応えだ。
メンバーが言うように、激しい曲は殆ど披露されていない。という事は、後半2部3部は、やはり怒涛の展開ということなんだろう。それはすなわち、死と隣り合わせの本当の覚悟がいる勝負。アイドルのライブというのは、スタートした時点でとうに通り越した。ZeppTokyoは、メンバーとヲタの本気の魂のぶつかり合いの場となった。それだけ、会場は気合いが漲り、メンバーのパフォーマンスは凄まじい。
隣はおまいつさんだったので、キレが抜群。
そういう人が隣なら、戦いやすいのだ。なにせ振りコピ完璧なのだから。クロちゃんにそっくりな方だが、とても腰が低く、ブレードで頭をど突いてしまったが、爽やかに許してくれた。
反対隣のオヂサンは基本座って寝てる?いきなり立ってスナイパーしたりするので厄介だ。
周りは高身長の壁に阻まれる。それより高く飛ぶしかない。
次第に足首に疲労がたまり、痛みも出だした。だが、それはまだ序の口。戦いは半分以上残っているし、もっと精神を研ぎ澄まさねば。
ついに2部が終了。
力をセーブする事は出来ない。
ファミリーの愛に、愛で応えるライブをします。
森ティがそう言ってくれたのだ。
全力で。全力の愛で。我々にできる、全ての力を今ここに注ぐのだ。
ウィダーインゼリーをぶち込みエネルギーを得る。
ここからは、愛と精神力だけが頼り。
てことは、そろそろスタートラインとかかな?
と踏んでいたら、案の定隣にいたクロちゃんさんと、その隣のバンダナさんがいない。
多分、綾乃シフトだ。バンダナさん、あやのん推しだったよな確か。
3部が開演、1曲目はやはりスタートラインから歌われた。もちろん、紫のブレードを点灯。
後ろの方に、あやのん推しの塊がいた。推しへの気持ちは変わらない。それがヲタってもんだ。
そこからは、怒涛のEDM地獄。
最新の曲は、ブチ上がるものばかりだ。
やはり、3回まわしは尋常ではない。
だが
80曲の先にあるものを、この目でみたい。
メンバーと、ファミリーと一緒に伝説を作りたい。
その一心でブレードを振り上げ、声を上げる。
自然と、体が動き、声も出てきた。
なにかを超えたような、エネルギーが湧き出る感覚になる。限界超えたかな?自分を鼓舞し、本当にライブを心から楽しんでいる感覚だ。
なんて素晴らしい事なのだろう。
アイドルのライブを超越した、もはや幸福の極みともいえる空間だ。
最後のMCで、新たしい元号になり、新しい時代に変わる来年、もっとも活躍するのはアップアップガールズ(仮)だと言われたい!そう力強く言い放った5人のメンバーは、本当に頼もしくそして心から尊敬に値するものだ。
まさかの新曲81曲目が披露され、全曲ライブは終わった。伝説は完遂されたのだ。
思わず、終わったぞ!と声を張り上げ、ZeppTokyoの天井に拳を突き上げた。
ヲタとして、しがない自分を責めた時もあった。
なかなか現場に行けなくて、情けなさに打ちのめされた時も正直あった。
だけど、圧倒的に激しく熱い、アップアップガールズ(仮)の全曲ライブを乗り越えた今、味わった事のない達成感が込み上げ、ヲタとして万感の想いだった。
怒涛と混迷を極めた2018年の界隈。
その中で、来年もさらに力強く突っ走ると宣言。
来年も、この場で戦える事がなにより楽しみだし、嬉しい。
続けていく事は七転八倒、大変な事だらけ。
それでも、その先の頂を目指して5人は進み続ける。
そう、その愛に愛で応えるまでよ。
全公演終了後、会場のみんなで高らかに叫ぶ。
「やっぱアプガだなーっ!」「だなーっ!」
今日こそ、心からそう叫んだ事はない。












