ペットを買うならまず保護犬に目をむけて、
そんな昨今の盲目的な保護犬ブームに実は私は疑問を持ってます。お金で命を買わないでと言うけれど、私は一概にそうだとは思いません。
逆にたタダほど高いものはない、なにかの値段にはワケがある、むしろそう思ってます。
本当にボランティア精神だけで身を削るように活動している真に善良な動物愛護団体ももちろんあります。そういう方々のなさっている本物の保護活動にはもちろん敬意を表しますし、素晴らしい活動だと思います。でもちょっと待って、
昨今のそんな保護犬ブームに便乗して、実際は悪徳繁殖屋の下取りをし、何かしらのワケあり子犬や使い物にならなくなった繁殖引退犬を安く仕入れて、それを保護犬と偽り横流し金儲けをしている詐欺まがいの悪徳な自称保護犬レスキュー隊なんて不埒な輩もいます。実は私ももう少しで危なくそんな引き取り屋に引っかかるとこでした。
リブログさせていただいたのは、
フワリの出身元であるチワワ専門ブリーダーのワンエェイさんの書かれた記事です。
悪徳ブリーダーと言われる金もうけの乱繁殖屋と、ワンウェイさんのようにチワワという犬種を愛して健全な良い犬を生みだすために日々頑張っているシリアスブリーダーさんをごちゃ混ぜにしないで欲しくて。
ペット屋さんで出会ったフワリ以外の愛犬三匹は、もちろん何の罪もない可愛い大切な子たち。
だけど、悲しいことに揃って三匹とも後ろ足が先天的に外れたパテラ持ちで、プチにいたっては若い時からマトモに五分と散歩を歩けないレベル。ナナも昨年あたりからは筋肉が衰えて、時々ひどい痛みが出ていて、時にはカクンと関節が外れたのが判り崩れるように転びます。
ホームセンターのウンチだらけの段ボールの中であちこちに真菌によるひどいハゲができ、助けてやりたい一心で良く顔も見ずにナナを買ってしまった。結局治ると言われたこの時のハゲは今でもしっかり残り、一生モノになってます。
まあ、見た目だけの問題だからいいけどね。
以前モカが麻酔で膵炎になり死にかけたこともあり、パテラの手術は結局怖くて誰もしませんでした。やらなくてよかったと思っています。
私も彼らを買う時には何も知らず、ただ可愛いから欲しいというだけで、それぞれに一目惚れし我が家に迎えてしまいました。縁があったといえばそうなんだけど、
まあ、悪徳ペット屋には良いようにカモにされたんですね。
そんなこんながいろいろあって、
フワリを育ててからはあまりの犬質の違いに驚き、苦笑しています。
フワリはとにかく元気で脚に力がある。そして歩く姿がとても軽快で綺麗です。だてに血統書の十二匹のうち9匹もチャンピオン犬では無いのですね。
もちろんそんなことでナナとプチへの長年の愛情は変わりませんが、こんなにも先祖の血統の違いで健全さが違うものなのかと驚いています。
2キロくらいの小さな子が欲しいと言っていた私にワンウェイさんはいいました、
ウチでは売れるからとあえて小さい子は作ってないのと。偶然小さい子が生まれることはあるけど、あまり小ささにこだわると健全ではなくなるからと。実際見せていただいたチャンピオン犬は、小さいだけのチワワとは違い、ガッシリとして骨格が美しく、それでもとても顔も性格も可愛いかったです。そしてオスメスともに繁殖は引退してからも大切にされ、孫犬の子育てに参加したりと幸せそうに家族として暮らしていました。
繁殖屋とブリーダーさんは違います。
それから、ペット屋さん=悪ではありません。
近所のペットグッズ屋さんは、元はペット屋さんでした。
でもまともなブリーダーさんはなかなか犬を仕入れされせくれない、セリ市場の犬はなにかしら問題あるからお客さんには売りたくない、そんな思いで生体販売を数年前にやめられました。今はグッズ販売をしつつ、ボランティアで年老いた本物の保護犬の飼い主探しをなさっています。
だから、ブリーダーとか、保護犬とか、そのウワベの言葉を見ずに、その方々の個人個人の活動の真実の姿を見て下さい。