不埒(ふらち)なはずのブログが、コロナ一色になってしまい久しいですが、もう「エロ」という言葉も忘れてしまいました。

 

久し振りの投稿になります。

 

最近、巷でちょくちょく騒がれている「ChatGPT」で遊んでみました。

ちなみに最近騒がれている「AI(Artificial Inteligence)」というのは、日本語で言うと「人工知能」と呼ばれる分野。

あまり多くを語ると身バレしそうですので申しませんが、自分も大学を出て企業に就職して以来十数年は、エキスパートシステムの推論エンジンだとか機械翻訳だとかニューラルネットであるとか、そういう世界で研究開発に携わっておりました。

ちょうど AIの二回目のブームの時代。ちなみに第一回目のブームは、コグニトロンとかパーセプトロンとか、脳の神経モデルを使った研究が盛んだった頃のお話。

現在のAIは、ちょうどその頃出てきた「ディープラーニング」と呼ばれる多階層の神経ネットワークで学習させる技術に基づいています。第一回目の神経ネットワークアプローチのリバイバルという位置付けにありますが、当時の実用例はスパコンをぶん回して人間とのチェス対決するぐらいでしたので、まさかこれだけ開放型の情報処理にも適用可能な存在になるとは予想だにしておりませんでした。

 

ちなみにこれらのAI技術は、これまでにも Google翻訳をはじめとする機械翻訳などでも利用されています。

実際に使われてみて「まだまだだな」と思われることもなくはありませんが、しかし前の世代に比べると目覚ましく進歩しています。

 

そして今回、Bing が提供する「ChatGPT」を使用してみて…

 

スムーズな文章生成の能力もそうなのですが、曖昧性を含んだやり取りが可能となることによって、これだけ人に近い印象を受けるんだなと、かなり驚きました。

ロジックは、利用者が打ち込んだ質問に答える。もしくは応えるだけの機能です。褒められれば「ありがとう」と答えるとか、自分が窮する質問には、謝罪して中断するといったイレギュラーな状況に対応するロジックも含まれていますが、かなり岸田総理が多様するような、表面的な受け答えは出来るまでに仕上がっています。

 

まずは、無理なお願いをしてみました。

 

 

肩を揉むのも、肩を揉まれてる気分にするのも同じなのか~いっ!と思いましたが、指摘しても理解できない可能性があるので「次」に行くことにします(笑)

 

 

多分「何か面白いことを言え」というのは、当初から想定されており、その答えを記憶しているのでしょう。しかし、そのオチをオチと認識しているのか、きちんと説明に繋げられるのは、簡単なようで、ある意味難しい処理。

しかし極めつけは、そのあとw


 

 

このあとは、真面目な話になります。

 

 

 

いきなりセロトニンニューロンの話をしていますが、これは脳神経学的には、網(ネットワーク)を形成する特殊な形態を取るニューロンで、ニューラルネットワークの数理モデルでは現れていない(実現されていない)ものです。

 

 

ドキッとしたのは、質問者の仮説を否定しないのです。

そして脳神経にはセロトニンニューロンのような網状のネットワークがあることも既に知っているということ。そしてディープラーニングには、そのような機構やメカニズムは実装されていないことを既に学習しているのです。

ちなみに自分が知らないことは、ネット上で検索し、情報を参照しに行っているようです。

 

まさか、ここまで人と親和性のある対話が実現出来てるとは思いませんでした。

Siri などで、技術向上を図っている結果なのかも知れませんが。