「日本財団」 の調査により、こんな報告が出ています。

「日本財団」 は、昔は、「日本船舶振興会」 と呼ばれており、競艇の収益金をもとに運営されている財団ですが、名前が抽象的になって、何をしているところなのかも、わからなくなってしまってます。

まあ、いいや。

 

   「学校での性教育『役に立たず』4割超 日本財団、18歳の意識調査で当事者からも改善求める声」

 

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性の知識や男女の性差は、単に解剖学的な、肉体的特徴の違いばかりでなく、男女の考え方の違いや感じ方の違いから、生理や行動的な違い。あるいは、LGBT といった社会問題に至るまで、幅広い知識が求められます。

本来であれば、セ/ックスにしても、動物的な交尾だけを教えるのではなく、男性は女性の性や考え方を、女性は男性の性や考え方を理解し、女性の心、男性の心を教え、どのようにコミュニケーションをとっていくかを教える必要があるわけですが、そういった部分は、今の性教育からは、欠落しています。

 

何も教えてくれないから、自分で調べるしかない。

そして、今の世の中、手っ取り早くアクセスできるのが、AV なわけです。

しかし、数ある AV の中から、どれだけの人が、ホンモノとニセモノ(フィクションもしくは演技)を区別出来るでしょうか?

 

セ/ックスは、子孫の残すための 「生殖」 の意味ばかりでなく、男女間の 「交歓」 の意味もあります。生殖行為だけならば、それは人の 「セ/ックス」 ではなく、動物の 「交尾」 です。

両方大切であることを、きちんと説明しないといけないのです。

 

セ/ックスにおいて、「快楽」 を求めることも罪ではありません。

セ/ックスにおいて 「快楽」 を求めることも、料理において 「味」 や 「彩(いろどり)」 を楽しむのと大差ありません。

女性の快感は、ク/リトリスからしか得られないと思い込んでいる人も多いかも知れませんが、膣の中でも女性はイキますし、乳首や指と指の間でイってしまう人もいます。

中イキ(膣イキ)や脳イキといったものは、都市伝説だと思っている人も少なくないと思いますが、実在します。

 

ア/ナルセックスにしても、自分がするかしないかは別にして、知識として捉えておくのは悪くないと思っています。

自分が見ている範囲内でも、ちょうど膣の Gスポットとは反対側に、感じるスポットを持っている女性は一定数存在しますし、海外でア/ナルセ/ックスが盛んなのは、男性の一物が大き過ぎて、膣に全部納まりきれず、男性側が、奥まで入れたという達成感みたいなものを、味わえないためだと思っています。

ア/ナルセ/ックスは、衛生にも気を付けないと、女性は簡単に膀胱炎等を起こしてしまいますので、特に現在のように海外の学校に留学したり、外国人との接触が増えている現状では、知識としては、覚えておいても良いと思います。

 

男女の肉体的な違いだけではなく、男女の心の違いや行動あるいは感じ方の違い。こういった性差を理解して初めて、LGBT に対しても、理解が進むのだと思っています。

 

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日本の性教育は、義務教育の範囲であるならば、オトナとして身に着けるべき性教育は、何処が担うのか?

そもそも、教えている先生も、子供達の親ですらも、性に貧しい人達の比率が高いと思っています。

 

せめて、「硬くなったら、アソコに入れて、腰を振って、出たらおしまい」 というのが、男性のセ/ックスであるのに対して、デートなどで 「ときめき」 を感じるところからスタートしており、イクのはなかなか難しいことが多く、最後は余韻を楽しむまで続くという、女性のセ/ックスとは大きく異なるということを教える必要があります。

 

女性の場合は、心の繋がりのないセ/ックスでは、何も感じないということ。

 

キスもそうですし、見つめあったり、相手の身体に触れたり、会話を楽しんだり、いちゃついたり、そういうひとつひとつが、女性のセ/ックスの質を高める上で重要であること。

 

単なる男女の下半身の解剖図を載せて、子宮はこうこうこうで、ここにあって・・・みたいに、メカニズムばかりを教えるのではなく、男女の心の違いや感じ方の違い。そして、セ/ックスに対する認識の違い。

そういった認識を多くの人が持つことによって、女性にとっては、苦痛でしかないセ/ックスも減ると思いますし、家庭の生活もですが、人生自体が豊かになると思っていますし、日本も、セ/ックスについて、もうちょっと寛容な社会になるように思っています。

 

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某ブログにしても、乳首が見えてるだけで記事が削除される等、異常です。

昭和の高度成長期まで、乳児を抱えるお母さんなどは、公衆の面前であれ、乳房を露出し、赤ちゃんに母乳などを与えていたものです。

それがいつの間に、乳房は性/器になってしまったのでしょう?

 

以前、イスラム圏の国に駐在で出ていたとき、日本から輸入された漫画雑誌を買ったところ、乳首の絵のところが、黒いマジックで塗り潰されていたことがありますが、今の某ブログの統制は、もうイスラム圏並みです。(苦笑)

 

もうしばらくすると、女性の唇の写真なども、「卑猥だ!」 と言うことになりかねません。(^^;

 

現代の世の中は、浮世絵は 「アート(芸術品)」 であるとして、露骨ではあるかも知れませんが、モザイクなしに展示されていますし、「ろくでなし子」 の取った 「マン拓」、あるいは、女性/器を型取ったレプリカ?)は、地裁判決ではありますが、芸術品として認められています。

自動車の 「排気ガス」 よりも、「たばこの煙」 に異常に反応する社会も滑稽ですが、なんでも DIS るのは、心が狭く、気持ちに余裕がない証拠。

性を ”嫌悪” するのも、あまり過ぎると、「性嫌悪障害」 という ”病気” ですので、ほどほどに。(苦笑)

 

 

まじかっ  (( ;゚Д゚)))