先日バスケの試合がありました。
長男が今までにないくらい大活躍。
ほぼフル試合出場し
2戦目には勝利を勝ち取ることもできました。

その2日前
私と長男は家の玄関で大泣きしていました。

集団行動が苦手で
マイペース過ぎるところがいろんな面で問題になっていた長男。
大人に怒られても
危機感がないというか
その場だけやり過ごしたりすることが多く
その日はコーチに激しく怒られました。

大泣きする長男
でもその場で自分の意見は言えない

お前がチームの雰囲気を悪くしている
辞めてしまえ

そう言われたそうです。

私がお迎えに行った頃には
もう大方話が終わっていて
長男は泣きはらしていました。

そして帰り道に一言

俺は悪くない。

あれだけ怒られてそれはダメだろうと思い

あれだけ怒られて怒られた理由が分からない
納得できないと思っているなら
分かるまでちゃんと聞きに行きなさい

と言いました。

そんな聞き方をしていたら何も改善されない
でも彼は今十分傷ついている

私もどうしていいか分からなくて
バスケママにちらと相談したところ

とにかく味方になって話を聞いてあげたら?

と言われました。

その日は言われた通りとにかく味方になろうと思い
家に帰って
玄関で何があったのかを聞きました。

キャプテンが自分のいいようにコーチに報告したこと
そのキャプテンが自分が怒られてるのをかばうどころか更にみんなの前で責めたこと
コーチに辞めろと言われたこと

長男の主観なので
自分のいいように言っている部分はあると思います。
普段の私ならそこで
自分に足りなかった部分などを聞いたりしていたと思います。

でもその日はとにかく
ひたすら気持ちに寄り添いました。

明日は練習を休む

と長男は言いました。

俺の気持ちがついていかない
気持ちが復活したら行くのでとにかく明日は休みたい

私的には休んだらだめだと思いました。
怒られてここで休んでしまったら
それこそコーチは本当にがっかりするのではないかと。

でもこれだけ傷ついている長男に行けとは言えず
かといって何の言葉も見つかりませんでした。

ママが励ますのがうまいママでなくてごめん
きっともっと上手なママだったら
君がもっと元気になる言葉をかけてあげられると思う
上手に言えないけど
でもママはバスケを頑張っている君が好きだし
応援したいし
だからここで背中を向けずに
明日は頑張って練習に行ってほしい
あくまでママの希望だから
無理にとは言わない

言いながら私も泣いていました。
二人で玄関で泣きました。

そして長男が

分かった 明日は練習行く

と言いました。

そして最後に

話してすっきりした

と言いました。

話してすっきりした

長男には初めて言われた言葉かもしれません。

怒られても
自分の悪かったところは何か
という視点で物事が全く見れない長男。
俺は悪くないということばかりしか考えない長男に
自分で分かって欲しくて
私は
あなたの何が悪くてこうなったと思うかを問いかけたり
正論ばかりを話していました。

結局

もういい俺が全部悪いんだろ

というパターンで終わってしまうことも多く
とてもじゃないけどすっきりする聞き方ではなかったと思います。

考えを正そうとするのではなく
ちゃんと寄り添って聞いてあげる。

彼に必要だったのはそういうことだったんだなと思いました。


壁を乗り越えた長男の試合での活躍ぶりは
本当に見事でした。
コーチもとても褒めていました。

あの時逃げずに立ち向かった長男を誇りに思いました。
そしてそれに必要なのは寄り添うことだったんだと今更ながら気づきました。


初めての子どもで
育て方もなんでも一番にやってくるので
私は本当に上手なママではないと思います。
特に長男に対しては
気持ちを汲んであげられてないことが多々あると思います。

そしてまた長男も非常に幼い。

でも心から大好きな打ち込めるものを見つけて
彼が変わるチャンスだと思います。

だから私も
もっと自分を改善して
少しでもよいママに近づきたい。


今が家族ときちんと向き合うときなんだと思います。