無添加生活していたのに癌になった35歳♀です。

 

健康意識が高い人は一度は聞いたことがあると思います。

 

「食品添加物の中には発がん性があるものがある」

 

 

 

 

それを今日は私なりにぶった切っていこうと思います!!!!

 

 

 

 

 

嫌われている添加物はいくつかあります。

その中でも有名なのが発色剤の亜硝酸ナトリウム

 

ハムやベーコン、ソーセージやウインナー、たらこなどピンク色に発色させる添加物です。

 

巷ではこれが発がん性を疑われています。

 

これ自体に発がん性という訳ではなくて、亜硝酸ナトリウムの硝酸がお肉のアミンとくっついてニトロソアミンになると発がん性があるから危険という話です。

 

インスタでも検索したら発色剤の悪口が沢山みつかります。

 

 



 

 

見ていくとたまにガンサバイバーの方たちがこういう発信をしていることもあるんです。

 

私もガンサバイバーです。

正直がんの縮小を願ったり、再発させたくない思いは痛いほどわかります。

 

でも癌を経験した人や身近にがんを患った人がいる人はこういう発信に強い恐怖を感じるでしょう。

 

そして、「なんで自分がガンなんかに・・・」

 

そう思っている人はこういう情報を見てこれが原因だったに違いないと思うかもしれません。

 

 

そうなると周りにも「これは発がん性があるから食べない方がいいぞ!」と伝えていく事もよくあります。

 

 

とにかくこういう発信はがんを経験した人にはめちゃくちゃ怖いんです!!!!

 

だってがんの治療って本当に大変じゃないですか。失うものも多いです。

 

 

 

 

でも無添加生活をしていた私も癌になりました。 



ぶっちゃけ発色剤を使った加工肉なんかはバッチリ避けてました。

少しお高い無塩せきの加工肉を選んでました。というか怖くてそれしか買えませんでした。

 

 

でも、今は発色剤が使用されている一般的なウインナーを手に取っています。



お弁当用に発色剤が使用されたウインナーを炒めています。


 

 

 

どうして私は食の選択が変わったのか?




 

それは、避けるほどのものではないと頭で理解したからです。

 

そもそも発色剤の亜硝酸ナトリウムは綺麗に発色する以外にもボツリヌス菌による食中毒を予防する目的もあります。


 

ボツリヌス菌は密閉され酸素が少なくなった環境で増殖します。

そしてボツリヌス菌は自然界にある毒の中で最強の毒ともいわれており人も死にます。





 

オウム真理教の地下鉄サリン事件をご存じですか?

そこで使用されたサリンの20万分の1の量のボツリヌス菌で人は死にます。


 

ボツリヌス菌の毒は筋肉麻痺の毒です。


体がだんだん動かなくなり、最後には呼吸する筋肉も動かなくなる。意識は最後まであるのでとても悲惨な死に方です。

 

ボツリヌス菌の食中毒例に、自家製ウインナーでボツリヌス菌による食中毒死もあります。

 

そうなると無塩せき(発色剤を使用していない)の加工肉が不安ですよね。

 

ですが今の食品加工工場の衛生管理は本当に厳しいのでそういった食中毒は聞いたことがありません。

その代り、無塩せきの加工肉は発色剤が使用されているものより賞味期限は短いです。

 

 

 

 食品添加物は人工的で体に悪いイメージが強いです。



 

ですが、全て自然界にも存在します。

亜硝酸ナトリウムは硝酸とナトリウムをくっつけて食品添加物になっています。

この硝酸がお肉や魚のアミンとくっついてニトロソアミンとう発がん性になるから怖いんですよね?

 

でもね、今が旬のほうれん草は野菜の中でも硝酸が多く含まれています。

ほうれん草のえぐみの原因でもあります。




 

食品添加物として使用できる亜硝酸ナトリウムは上限が決められていますが、ほうれん草に含まれているとされる硝酸より少ないです。

 

ざっくりした表現なのはほうれん草の硝酸含有量はものによってかなり差があるからです。

硝酸含有量調査では、ほうれん草100gあたり80㎎~800㎎の硝酸を含んでいたそうです。

 

それに比べて食品添加物での亜硝酸塩の使用制限は100gあたり700㎎まで。

 


食品添加物には使用基準があるんです。

私もそれが知りたくて本を買いました。

ネットでも見れますがすごーく見にくいです。



 亜硝酸ナトリウムの使用制限量を見て

「ほうれん草より少ない?そんなに変わらないじゃん」

 という声が聞こえてきそうですが、これは使用制限量です。


この数字を超えて出荷することは食品衛生法で禁止されています。



つまり、ギリギリを攻めていくのは結構リスキーなんです。

 

計量で少しでもミスをして多く入れてしまったら・・・

保健所がチェックしてる時にそんなことになったら回収騒ぎです。

 

なのでメーカーごとにゆとりをもって使用量を決めているはずです。

まぁ、メーカーにどのぐらいの量を使ってるんですか?って問い合わせた時は企業秘密なので答えられないっていう回答でした。

そりゃそうですよね(;'∀')

 

ほうれん草以外にも小松菜とか葉物野菜に多く含まれていますが、硝酸は土に含まれている硝酸態窒素を吸収して育つのでどの野菜にも硝酸は含まれているんです^^

 

つまる、野菜と肉や魚を一緒に食べている日本人の食事事態にニトロソアミンのリスクはあるんです。

発色剤に限った話じゃないです。

 

 

そこが分かってくると発色剤入りの加工食品も大量に食べる訳じゃないので無理に避けなくていいなと思えませんか?

 

 

発色剤も怖いけど加工肉って大腸がんのリスクになるんでしょ??っていう不安もあるんですよね。

 

これは本当です。NHKのがん予防のテレビでもがん専門医がそう解説していました。

 

「やっぱりそうか!!加工肉は絶対に食べないぞ!!!」

 

って思った人は次回の私のブログを見に来てください。

 

実は本当だけど過剰な部分もあるんです。

そこを解説して食の選択を広げるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。