札幌市手稲区の佐藤ピアノ教室
佐藤幸子です。
またまた前回の記録から
だいぶ経ってしまいました
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練習メモ
⚫練習方法:
江口式絶対音感プログラム
⚫対象生徒さん
年中さんの女の子 Yちゃんです。
⚫練習開始
H26.2月~
練習メモ
⚫練習方法:
江口式絶対音感プログラム
⚫対象生徒さん
年中さんの女の子 Yちゃんです。
⚫練習開始
H26.2月~
12ヶ月目
緑(レソシ)のハタを増やしたあたりから
黒(ラドファ)と青(シレソ)を
混同するミスが現れました。
このミスは
忘れた頃に度々現れていました。
この、黒(ラドファ)と青(シレソ)
共通音がありません。
共通音がない音どうしのミスは
音を高低で聴いている間違いに
なりますので、
絶対音感の練習の場合は
良くないミスになります。
相対音感の練習ならば
積極的に高低で音を聴かせますが、
絶対音感の練習の場合は
反対なのです
つまり、
音そのもののひびき(クローマ)で
覚えていくのが
この練習の一番大切な部分です。
Yちゃんの場合は
高低で聴いてしまう、
黒(ラドファ)と青(シレソ)のミスが
続いていたので、
いままでの練習の仕方と
少し違う練習方法に切り替えました。
それは
「グルーピング」という方法です。
グルーピングとは、
同じひびき(クローマ)の和音どうしの
グループに分けて練習を行うもので
実際にどのようにするかというと、
①青(シレソ)と緑(レソシ)
②黒(ラドファ)と黄(ドファラ)
③赤(ドミソ)
の3つのグループに分けて
練習をします。
シレソとレソシは
音の並びが違うだけて、
コードネームにすると
同じですよね
つまり、
同じ種類の和音どうしを
聴かせる練習なのです。
この時点でYちゃんは
ハタの数がまだ5本でしたので、
グループ分けをすると
③のように一つだけになるグループも
あります。
実際にはこんなふうに
練習します。
私:Yちゃん準備はいいですか~?
Yちゃん:はーい!
私:じゃあ、青(シレソ)と緑(レソシ)グループからいくね!
(Yちゃん青と緑のハタ二本をテーブルに
準備します。)
私:緑(レソシ)の和音を弾きます。
ジャーン
Yちゃん:みどりー
(緑のハタの上げます)
続けて、青(シレソ)の和音を弾きます。
ジャーン
Yちゃん:あおー
(青のハタを上げます)
弾く順番は決まってないので、
ランダムに青(シレソ)と緑(レソシ)の
和音を弾いて
音をあてていきます。
Yちゃんはどうやら
緑(レソシ)の和音が好きなようで、
この音を弾くと元気良く
"みどりー"
とハタを上げてくれますが、
青(シレソ)になると
テンションが下がり気味
"あおー"
声のトーンも少し下がります 笑
その横ではお母さんに
抱っこされた妹ちゃんも
この練習が好きなようで
緑のハタを持って
参戦してます
ハタの練習をしていると、
いつも一緒に聴いている
妹ちゃんや弟くんたちも
あかー
あおー
と参加してくれます
中には練習中のお姉ちゃんより
間違わないで音をあてる子も
いるようです
話がそれてしまいましたが
Yちゃんはこのグルーピング練習を
2ヶ月ほど続けました。
その間、
全部のハタを混ぜて聴く練習は
控えます。
そして練習のポイントですが、
早く音を覚えてハタを
増やしたい、という心理が働くと
正確に音を聴くことが
出来なくなるため
かえって進まなくなるのです。
全部正解したら
たくさん褒めてあげたい気持ちは
お母さんも私も一緒ですが、
そこはあえて堪えて
たんたんと練習を進めることが
この練習には良いようです。
しかし、
正解してもミスをしても
暖かい気持ちで
大丈夫
と見守る姿勢を持って
接していきたいと思います。
毎日ご協力頂いてる
全てのお母さま方には
いつも感謝の気持ちで
いっぱいです
ほんの数分の練習ですが、
やはり毎日続けることは
容易なことではありません。
そんな中、
お子さんのために
時間を作ってくださることに
感謝以外の気持ちは見つかりませんが、
これからもよろしく
お願いいたします
佐藤幸子