毎年、この時期に贈り物をする。
友人と、その娘ちゃんへ。
娘ちゃんは1年間の闘病の末、
まだ幼いうちに天国に行ってしまった。
今でも時々
友人が娘ちゃんを送るために作り上げた
お通夜の会場を思い出す。
娘ちゃんの写真や
娘ちゃんの好きなおもちゃで埋め尽くされた
可愛らしい空間だった。
一生懸命会場を飾る友人の姿が目に浮かび
涙が止まらなかった。
親にとって最も辛いことは
子供をなくすことだと思う。
長い闘病生活に寄り添い
想像を絶する悲しみの中
母親としての役割を果たして
娘ちゃんを送り出した彼女を
心から尊敬している。
母は子供のためなら強くなれると
友人が教えてくれた。
長い年月がすぎても
友人の大事な娘ちゃんは
ちゃんと私の心のなかにいる。
ずっと忘れないよ。