スローリトリーブ

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長崎でルアーフィッシングを楽しんでいたが
横浜へ引っ越し,釣りとは疎遠に・・・
釣りよりも「魚」メインのブログに

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皆様お久しぶりです.

 

たぶん誰も見てないけど,2年半ぶりにブログを更新します.

 

今年ついに東京湾奥周辺の都市型河川のシーバスに手を出しました.

 

昔は,「あんまり綺麗ではない川や湾内で,でっかいネット背負いながらチマチマやる釣り」という勝手な偏見をもってました.

 

しかし,釣りはなんでもそうですが,深みはまる要素が多くて,手を出すと,なかなか答えを出せない日々.

 

「ボイルはあるけど,全く食わない」

 

という,これまでの磯マルやヒラスズキの釣りでは見られない現象には今も頭を抱えています.

 

ただ,通い続けることで少しずつ得られた細かなヒントを蓄積していくこと.

 

これまでの経験をそれにプラスすることで,まだわずかですがシーバスは釣れるようになりました.

 

 

とりあえずタックルは場所に合わせて全て新調.

 

ロッド:シマノ エクスセンス S88ML-5 

リール:シマノ バンキッシュ 3000MHG

 

 

ルアーもこれまで使っていた12cmサイズはほとんど見切られることがわかり,情報を集めて8−6cm前後の使ったことのないものを揃えた.

 

シンペンがお気に入りです.

 

 

ちなみにパックロッドにしたのは家から歩いて川に行けるので,携帯性を重視.

 

ラインはPE 0.8号,リーダーは16 lb(フロロ)

 

毎日多くの人がルアーを投げ込む環境に生息するシーバスにとって,不自然さを持つ物はすぐに見切ることができる様子.

 

よってスナップでさえ小さな物を使用する神経質さ

 

それから足場の高い場所が多く,もちろんあの背負う大きなネットも買いました(網口60cm).

 

都市型河川の釣りと言えば,YouTubeでは橋脚周りを狙う動画が多く見られます.

 

私もそこに投げ込めば釣れるだろうと簡単に思っていましたが,全然釣れない.

 

自分には橋脚の釣りは向いてないんだ,とこだわることをやめて,ランガン重視で場所を開拓.

 

すると,

数年ぶりに75cmサイズのシーバスを釣って大興奮.

 

なんか忘れていた感覚が一気に吹き出してきて,やっぱシーバス最高だなって思いました.

 

釣りに行った日は必ず潮汐データやヒットした時間を入力していますが,

やはり潮のタイミングや前日の気象,濁りは明らかにファクターになっているので効率よく釣るための指標としてはチェックすべき項目です.

 

 

あと,たまにチヌが釣れるのも自分にとって楽しみの一つ.

 

かつては磯チヌを12cmミノーのジャーキングで専門的に釣っていたので,こやつは今もかわいい存在です.

 

 

 

 

 

そして,ついにやっちまうのです.

 

 

 

 

 

 

 

 

89cmのランカーゲット!!

 

5年前に90cmのヒラスズキを釣って以来のビッグサイズ.

 

とにかく写真だけさっと撮って,リリース.

無事に泳いで行きました.ありがとう.

 

 

あー,もうバクバクが止まらない.

 

 

前日の小雨による水温変化とコノシロの存在に気付いていたので信じて潮止まり寸前まで投げ続けたかいがありました.

 

なにより78mmのシンペンで#6フックでしたが,一切,曲がっていない.

 

それもリアフックだけが口に掛かってたにも関わらずです.

 

これはロッドの選択とドラグセッティングが間違っていなかった証拠.

 

シマノさん素晴らしい.

 

 

 

「だから釣りはやめられない」

 

 

何回,言ってきたか分かりませんが,何回言ってもいいもんです

 

これからもたまにアップしますので,よろしくお願いします.

先日、イカ釣りに行ってまいりました。

 

 

ヒラスズキ釣りはやめたんか?

 

とよく聞かれますが

 

いまは「無期限の活動中止」にしてます。

 

別に不祥事おこしたわけやないですよ。

 

 

 

 

さて、朝に横浜を出て、目指すは福井県。

 

午後2時について、3時半には出港。

 

夕暮れになり漁灯点灯。

 

 

 

この光を見て、マニアックな人ならどの船か分かる人もいるでしょう。

 

 

いやー、やっぱり冬の日本海はきつい。

 

もう漁場到着と同時にあっさりと酔った・・・

 

 

仕事で年間、4ヶ月も乗船してますが、

 

2ヶ月くらい船に乗ってないと体が「リセット」されてしまうという情けない体質。

 

フラフラしながら、釣り開始。

 

 

基本は底取りしてから、誘いの繰り返し。

 

 

そして開始1時間でたったの4杯。

 

船長からは「隣の船は調子いいんだけどなぁ」って話。

 

 

 

それから徐々に寄り始めて、急にアタリが頻発。

 

 

メインはケンサキ(現地でマイカ)。

 

昨年、沖縄の東シナ海でケンサキイカの釣獲調査をしていて、開発した仕掛けを使用しました。

 

うん、日本海にも通用した。

 

やっぱりヨーズリのスッテは安定感あるな(4号)。

 

 

どうも底付近で群れがまとまっており、針の間隔を1ヒロぐらいにしたのも良かったみたい。

 

 

たまにスルメもきますが、ヒョロヒョロの小型が多い。

 

栄養状態が悪すぎる。

 

 

今年は10月後半からの日本海のイカ漁の漁獲はひどいことになっています。

 

このままだと東北の各船団は来期からスルメイカ漁をアカイカ漁に切り替えざるを得ないような状況になるのではないかと危惧しています。

 

回復してくれないと、私の仕事にも大きな影響がでそうです。

 

 

 

今回の漁場は海底までが70−80m。

 

 

時間とともにタナが浮いてくるかな。

 

と、思ってうっかり50mくらいでゆっくり誘うと、

 

大変なことになりました。

 

 

 

 

 

 

 

ソデイカ(日本海ではタルイカ)も食ってくる。

 

最初は結構、嬉しかったです。

 

 

平均4キロくらいですが、今回は9キロくらいのも掛かっていました。

 

そりゃあ、引きは強烈!!

 

でもケンサキのタックルなので掛かると揚げるまでは正直、きつい・・・。

 

周りの方の仕掛けとおまつりするので、もうソデイカは4匹くらい釣ったところでお腹いっぱい。

 

 

 

 

 

ちなみに日本海でソデイカの扱いはあまりよくありません。

 

 

それはわざわざ分厚く硬いソデイカを食べなくても、ケンサキ、スルメという食べやすいイカが採れるから。

 

僕も舞鶴の魚屋でバイトしてましたが、10キロのソデイカでも3000円くらいでした(やっすい)。

 

 

一方、沖縄ではケンサキは採れますが、漁がまだ確立していないので、水揚げがほとんど無い。

 

ソデイカのほうは漁が多く、まあまあ水揚げされます。

 

それを沖縄では生では食べず、冷凍してから柔らかくして食べます(甘みも増します)。

 

この食感と甘みが好まれて、沖縄ではソデイカバブルが続いている状況です。

 

食文化の違いで同じイカでも扱いがずいぶんと異なるんですね。

 

 

 

 

今回ソデイカを釣っても簡単には持って帰れないので、

 

ケンサキに集中します。

 

 

 

東シナ海では時間とともにケンサキは中層に浮いてくるのですが、

 

まあ時期が真冬なので、底付近に固まるのは当然。

 

ですが、ソデイカが集まっていることで、ケンサキも浮いてこれないのではないかなあと思いました。

 

 

 

サイズは400−800グラムぐらいでしょうか。

 

ケンサキは東シナ海である程度、成長してから北上してくるので、北陸で極端に小型のサイズは釣れません。

 

 

午前5時を過ぎて、船長から「やめよか〜」の声。

 

 

結果としては、およそ110杯くらいでした。

 

 

 

表面水温は17〜18℃だったのですが、わりとシイラが多かったのが印象的。

 

 

正直、「ルアー投げたい!!」

 

この気持ちを抑えるのが精一杯でした・・・

 

やっぱりルアーマンなんやね、自分は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう,関東,暑すぎるわお天気サンサン

 

 

幸いオフィスはクーラーガンガン

 

逆に寒くて長袖着てるぐらいですが,

 

外は36℃とか。

 

 

帰宅途中に熱中症になって救急車で運ばれている人が!!

 

もう,危険だなと思いました。

 

 

ちなみにオフィスの「クーラーの効き過ぎ問題」

 

ビルが管理してるので自由に変更できない

 

これは地球に優しくないので,なんとかしてほしいんだが。

 

 

 

さて,魚類研究はコツコツと続けているのですが魚

 

ある日,ドイツの研究者からメールが。

 

「あんたの名前を新種につけたよ」

 

そんなメッセージとともに,

新種の論文が添付されて送られてきました。

 

 

ついに,私も

魚類学者として世界に認められるときが来たぁぁぁぁぁ!!

 

 

 

 

 

これがその魚です(本人の意向でプライバシー保護)

 

うん,そうですか。

 

これが新種ですか

 

 

・・・・・・・・

 

 

いや

 

いや,いや

 

「ほんまに新種か?!これ?」

 

 

論文の写真を見ただけなんで感覚的ではあるものの,

疑念がもくもくと湧き上がる。

 

 

自分の名前のついた魚

 

 

これは自分の目で見ないと気が済まないでしょ。

 

論文を読むと,標本は台湾にあるとのこと

 

なんも考えず10日後に台湾行きを決定

 

 

 

 

来たー,初めての台湾(台北)!!

 

2泊3日の弾丸ツアー

 

 

この旅で自分の眼で標本を観察して「ホンモノの新種」かどうかを確かめる。

 

初日は夕方に着いたので,まあゆっくりと台湾ビールを浴びるようにして

本番,2日目に備える。

 

しかし,パイナップルビールはうまし!!

お気に召しました。

 

 

そして2日目。

 

台湾にある大学に標本は保管されているそうなので,

 

そこの教授に事前連絡して協力してもらった。

 

 

せっかくなのであっちのスタッフと記念写真。

 

 

さてさて,本題に突入。

 

私:「私の名前のついてる魚の標本がココにありますよね?」

 

教授:「うん,用意しといたよ」

 

 

話は早い。助かります。

 

 

世界で1個体しかない貴重な標本(ホロタイプといいます)

 

なので,厳重に液漏れなどがないように管理されてました。

 

 

そして,いざ観察。

 

顕微鏡を見ながらあんなとこや,こんなとこを見ちゃいます

 

うーむ。

 

そして当初から抱えていた,いやな予感が

 

 

(これ新種やないやろ・・・)shokopon

 

 

この魚,「あれ」にそっくりなんです。

 

その「あれ」とは

 

皮肉にも私が3年前に発表した別の新種のこと。

 

つまり,1種類の魚に2種類の学名が付けられていることになります。

 

これを「シノニム」というのですが

 

この場合,どの学名が有効になるかと言いますと

 

単純に「早いモンがち」(国際動物命名規約というルールあり)

 

私が2015年に新種として発表して,そのあとにドイツ人研究者が名前をつけたので

 

私の勝ちですよ。

 

この事実は今後の魚類学を混乱させる要因になるため,放置することは許されません。

 

つまり,

 

「ドイツ人研究者の発表した新種は,(私によって)すでに発表されていた魚種だった」

 

という論文を書いて,その無効性を伝えなければならない。

 

くま

 

 

自分の名前のついた新種を自分自身で消すという

 

なんという切なさ・・・

 

 

泣く泣く,論文を作成して投稿して,なんとか受理。

 

 

将来,誰かがちゃんとした新種に私の名前を付けてくれることを願います。

 

 

 

台湾ひとくちメモ

コンビニに売っている味付け卵がうまかったゆで卵

 

以上。

 

そして明後日からは東北沖で二ヶ月の乗船が待っているのであった。

 

夏休みは10月までおあずけですスイカすいか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はい,みなさま,ご無沙汰しております。

 

仕事柄,船に乗ることが多いのですが,

 

8月まではオフィスで仕事。

 

 

 

都会の波にもまれているとやっぱり魚の顔が恋しくなります。

 

管理釣り場でいいから釣りしたいな。

 

と思っていたら昔,仕事を一緒にしていた先輩から連絡が。

 

小田原で会いましょう!!

 

ってことになったので,

 

ついでに開成フォレストスプリングスでフライフィッシング。

 

 

 

平日の午前からでしたが,あいにくの雨で人も少なめ。

 

爆釣か?と思いきや苦労させられるハメに・・・

 

 

 

かろうじてニンフのルースニングで当たる。

 

ブラウンはまあいいけど,ブラックは一切,喰ってこんな。

 

しかし,ここの魚は相変わらず走るなー。

 

 

まずまずのサイズもいましたが,なんせ数が出ない。

 

3時間やって二桁いかず。

 

もう,自分は下手すぎるわ・・・。

 

自己嫌悪に陥りながら,待ち合わせの小田原へ移動。

 

 

小田原で有名な「かまぼこ」の店で待ち合わせ

 

そして昼食。

 

 

 

今回は思い切って,「キンメダイ」の煮付けを注文。

 

余裕の3000円オーバーですが,1匹まるごとなら納得の価格。

 

 

昔,小田原ではお祝いの席に「マダイ」の代わりのキンメダイを食べていたことを聞いてびっくり。

 

かつて,マダイはあまり採れていない地域だったようです。

 

しかし,近年では気候変動の影響か,小田原でも定置網でマダイは普通に漁獲されるように。

 

 

あー,しかしキンメの煮付け,美味しかった。

 

久々の釣り,ご馳走で癒やされました。

 

 

満足して横浜へ帰宅。

 

 

そして最近の休日は,自宅で魚類研究。

 

おかげで,新種の発見が続々と。

 

 

 

昨年は3種の新種発表(↑2種類はそのときのやつ)。

 

今年はすでに3種類の新種発表をした。

 

オマケに手元にはさらに5種類以上の新種が世の中に出ることを心待ちにしてる。

 

早く名前をつけてやるべく,論文にしないといけないのですが,

 

まあコツコツやるしかありません。

 

 

 

いま,研究中の魚↑

 

新種かどうか検討中であります。

 

 

ちなみにこの魚が何の仲間か分かる人は魚類学のセンスがありますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2週間前に出版いたしました魚類図鑑。

 

 

私も9ページくらい執筆しております

(アマダイとか,キントキダイとか)。

 

 

その本がなんと

アマゾンで一般書籍を含めての5位を記録。

 

ありがとうございます。

 

 

新聞,ネットニュースで取り上げていただいたことが好調の要因でもありますが。

 

最大の理由は,あの方が執筆していただいたおかげでございます(ぐぐってね)。

 

先月,ご歓談もさせていただき大変,光栄でした。

 

(緊張しすぎて記憶なし)

 

 

 

 

図鑑が売れないこの時代に異例のヒット。

 

先日,出版社から連絡があり,

 

「増刷を決定した」,との連絡を受けました。

 

是非,釣り人にも読んでいただきたい1冊です。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

で,釣りの方はといいますと,

 

まあ,その,えーっと・・・

 

みなさんのブログ見てると,とにかくうらやましす

 

 

なんかわからんけど

 

かわいいハリセンボン貼っておきます

 

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