Amazonのガン部門でベストセラーを続けている「がんが自然に治る生き方」。
昨年、済陽高穂先生に「今売れている本だから」と紹介されて読んでみました。
がんが自然に治る生き方

著者ケリー・ターナー博士は、余命宣告から「劇的な寛解」に至った事例の
1000本以上の医学論文を分析し、世界10カ国で寛解者と治療者100人以上に
インタビューを行いました。
そこで「劇的な寛解を果たした人達が共通して実践していた9つのこと」を
紹介するのが、この本の主旨です。
その9つとは、
  ・抜本的に食事を変える
  ・治療法は自分で決める
  ・直感に従う
  ・ハーブとサプリメントの力を借りる
  ・抑圧された感情を解き放つ
  ・より前向きに生きる
  ・周囲の人の支えを受け入れる
  ・自分の魂と深くつながる
  ・「どうしても生きたい理由」を持つ
この9つには順位は無いようですが、それぞれを実践することが
重要なようです。
「がんが自然に治る生き方」というタイトルではありますが、
病院の3大療法(手術、抗がん剤、放射線)を否定している本では
ありません。
9項目のうち、食事とハーブ・サプリの2項目以外は、心のあり方や
人との関わりに関してのものです。
そして、実際にがんの劇的寛解を果たした人達の事例がいくつも
出てきます。

この本は、特定の治療法や食事療法、代替療法を勧める類の本では
ありません。
実際に自分や家族ががんになり余命宣告を受けた時に、どのような
ことを学び、考え、選択し、経験し、進んでいくのか、そのための多くの
気付きや指針を与えてくれる本です。
僕自身も5年半前に余命宣告を受けた時に、類似の本に出会ったことで、
がんの治療に関して、病院の治療だけにとどまらない多角的な視点を
与えられました。   そのうえで、済陽高穂式食事療法を選択し、
済陽先生の指導を受け始めて、寛解を果たすことができたのです。
この本をお読みになる方も、具体的な食事療法とか、代替療法とか、
メンタルのあり方とか、そういうものはご自身の学びや直観によって
選択していくことになるのでしょう。
そのための多くのインスピレーションを与えてくれる良書だと思います。

 

 

 

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