8月のがんセンターでの検査結果が出ました。

結果は今までとあまり変わりませんでした。

胃の腫瘍は内視鏡ではやや厚みが薄くなったものの

広がりがやや大きくなったようであり、総じてあまり変化

無しとのこと。

肝臓とリンパ節の転移は今回も認められないという事です。

つまりは以前に書いたように胃ガンのステージ2相当に

見受けられるという状態ですね。

 

がんセンターでの現在までのスタンスは3年前と基本的に

 

同じという事のようです。

つまりステージ4のガンだった病状に対して抗がん剤で

延命治療を続けているという事です。

平均13か月の余命(つまり50%の患者さんが13か月以内に

亡くなっている)という症例でありながら、僕のケースは

ちょうど3年生きていてしかも転移先は2か所とも消失している。

でも今回改めて主治医に尋ねてはっきりと答えをもらったことは

現代医学的にはこの抗がん剤治療を今後続けても胃が完治

することはないだろう、ということでした。

つまり現代医学的にはこの状態を続けているという事は、

治る見込みはないけれど延命は今までのところ成功しているし

今後も延命は図れそうだという事になります。

でも統計上3年を超えて延命している患者さんはもうほとんど

いないというのも事実のようです。

(食事療法とかそういうことはがんセンターの統計では想定

 されていないことにはご留意ください)

 

あらためて確認しましたが手術という選択肢もあるとのことです。

 

ただ手術をすれば必然的に体力は落ちるので、それによって

今は見えていない隠れたガンが発生するとか、既に消えている

転移先が再発するというリスクがある、そのことを主治医は

心配していて主治医の方から手術を勧めてくるという事は

ありません。

僕が今の状態で初診の患者であれば早期ガンという事で

迷いなく手術になるそうですが、僕は3年近くかけて転移先を

つぶしてきたという患者であるという事が大きく異なるわけです。

あまり主治医が積極的に手術を勧めないという状況の中で

自分の選択肢は2つだと思われました。

  1.今までどおり抗がん剤、そして済陽高穂先生の

    食事療法の併用を続け病状のさらなる改善を図る。

    もしくは改善しないまでも延命治療を続けてゆく。

  2.主治医は手術のリスクを心配してくれてはいるけれど

    ここで手術に踏み切る。

    これは胃の摘出手術をすることでガンの完治を図る

    という事です。

どちらにするかは僕の判断でいいとのことです。

(ただし手術の場合は今後の外科医との面談において

 リスクとか可否そのものとかがもう少し見えてくるはずなので

 現時点で必ず手術ができるという事ではないのですが)

 

一度済陽先生にご相談してから、と一度は思いました。

 

しかし診察室を出る直前に思い直し、主治医にお願いして

手術前提の日程を組んでいただくことにしました。

9月上旬にがんセンターでPET/CT検査をしてもらい、その結果を

踏まえて9月中旬に外科医との面談をしてもらう予約を入れて

その日はがんセンターを出ました。

これでいけば順調に進めば手術そのものは9月後半か10月に

できることになるのでしょう。  すべては外科医との面談しだい

です。

 

 

フォローしてね!

よろしければこのブログの読者になっていただければ幸いです。